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第8分科会 【女子大学】

テーマ 学生主体の英語劇上演への取り組み
―「シェイクスピア・プロダクション」の歩みと現状―
発表内容 (授業実践)
発表者 表象文化学部英語英文学科 辻 英子准教授、Timothy L.Medlock准教授

発表概要

 本分科会では、同志社女子大学表象文化学部英語英文学科3年次および4年次生によるシェイクスピア原語上演の授業である「シェイクスピア・プロダクション」(略してSP)の歴史と現状、及び、本取り組みの意義と成果について発表した。

 まず、最初に辻准教授がSPの発端とその発展の歴史について紹介した。本取り組みは当初、教員と学生有志による課外活動から始まったが、やがて、周りの方々の協力を得て、1975年に学科科目として正式にカリキュラムに組み込まれるようになった。更に田辺キャンパス移転を経て、再び今出川キャンパスへ戻ってきた過程において、日本語字幕の追加や照明の専門家の協力を得るようになるなど、より充実した上演に向けての試みがなされてきたことを述べた。

 続いて、Medlock准教授が3年次と4年次生による現行の授業内容の紹介と、女子だけによる演劇活動の利点について述べた。3年次では90分授業の内、前半が日本人教員による上演史やテキスト解釈などの講義、後半がイギリス人教員による英語音声と演技の演習に当てられ、学生たちがシェイクスピア作品を幅広い観点から理解し、翌年度の上演に向けて必要な基礎を徹底して学ぶ様子を紹介した。続いて4年次における実際の舞台上演へ向けての活動を紹介した。ここでは、4月のキャストオーディションから11月の本番まで、一貫して学生主体の取り組みになっていること、特に女子だけで活動することによって、責任感やリーダーシップがより強まることを述べた。

 最後に辻准教授が学生による授業アンケートの結果やレポートを紹介し、SPにおいて、教員はあくまでサポート役であり、学生自身の主体的な活動こそが、高い教育効果を上げていることを改めて強調した。

第6分科会 【国際学院 初等部】

質疑応答

Q.中高の生徒にもぜひ、練習風景やリハーサルあるいは本番を見させていただければ、生徒にとって大変刺激になると思われます。 ぜひ、交流させていただきがいかがでしょうか。(女子中高教諭)

A.ぜひ大学としても協力させていただきます。お互いが刺激をうけ活発な交流ができるのでないでしょうか。

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