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第2分科会 【同志社香里中学校・高等学校】

テーマ 模擬裁判選手権大会に参加して(課外の取り組み)
発表内容 模擬裁判への取り組みや結果報告
発表者 平野 浩二教諭(代理発表)

発表概要

高校生模擬裁判選手権とは何か
…日本弁護士連合会(日弁連)により毎年7月末〜8月初めの1日・関東、関西、中部北陸、四国の各地の裁判所で開催
架空の事件の裁判資料を題材とする。(教材集は約40ページほど)
各校が弁護チームと検察チームの2チームを結成し、弁護士会派遣の支援弁護士によってアドバイス・トレーニングをしてもらえる。1回のみではあるが検察官も来て適切なアドバイスがもらえる。模擬裁判で尋問や論理構成力・表現力・説得力を養う。(本校は合宿を行って当日に備えている)

◎基本ルール
弁護・検察ともに他校のチームと対戦する。合計2試合行い、1試合は約2時間。 参加各校の2試合を専門家(弁護士会から派遣された弁護士)が審査。総合点で順位が決定する。

・試合前半のポイント
 被告人や証人への尋問→被告人・証人は事実認識について何を話すかはわからない。形式はかなり本格的に行われる。限られた時間の中でどれだけ自分たちの主張を裏付ける証拠を引き出せるかがカギとなる。タイムオーバーは減点となる。

・試合後半のポイント
 検察チームは「論告」、弁護チームは「弁論」(各10分程度)→尋問で引き出した「客観的事実」をもとに、時間内で裁判長や裁判員を納得させられるだけの主張ができるかどうかが勝負。論理構成力や表現力が問われる。
*試合当日までの論点整理・論理構成を基盤として、試合中に瞬発力として発揮する。チームワークも必要である。(動画上映・模擬裁判の様子)

◎本校の実績
第2回大会(2008年)初参加
第8回大会(2014年)関西大会初優勝
第9・10回大会(2015・16年)準優勝
第11回大会(2017年)二度目の優勝

・交流戦の項目(レジュメ)
 四国大会優勝校・大阪星光学院らとの「四国・関西交流戦(2014年〜)」 関西・四国の弁護士有志、同志社大学法科大学院の支援のもと、秋に寒梅館法廷教室にて。(本年は9月23日を予定)
本校の活動
支援弁護士・弁護士会とのつながり
・正課の授業に特別講師として支援弁護士が参加
・中3キャリア教育、高2現代社会、高3法学部進学者等
弁護士会のイベントへの本校模擬裁判チームの参加
・大阪弁護士会会長との朝日新聞での対談記事(2017年)
・日弁連の司法シンポジウム基調報告書への本校生徒の寄稿(2018年秋)
部活としてある学校もあるが、本校は希望者を募って大会に参加している。

第2分科会 【同志社香里中学校・高等学校】

質疑応答

Q.3月に申し込んでから本番までどのように教師がかかわるのか。

A.メンバーが決まったら週1回や月2・3回からスタートする。放課後は難しいので土曜日が主。日曜日も使いながら。弁護士の先生の日程とも合わせる。夜遅い時間になることもある。場所と機会を提供するのは教員だが、中身は生徒たちが積極的に作る。キャリア教育の進路指導からスタートしたが、現在は進路の手を離れて社会科の管轄になっている。

Q.生徒の立場から見ると勉強や部活もある中での模擬裁判となるが、時間はどのように作るのか。交流戦の際のお金はどうなっているのか

A.子どもたちは文化クラブの所属者が多く、時間を割きやすい。運動部の生徒たちも回数が多くはないので模擬裁判を優先して参加する。いくらかの学校の補助金がある。

Q.この取り組みをしてやってよかったこと・生徒にもたらした良い影響

A.法律関係に興味を持つようになった。弁護士の先生も生徒のなかに入って同じような気持ちで取り組んでくれるので、交流を深めることができる。テーマは「グレーゾーン」なので、様々な見方を養い、また現実味のあるテーマなので興味を持って取り組める。中学生には難しいので高校生向き。中3から宣伝し、高校1年次からすぐ参加してもらえるように取り組んでいる。

Q.チーム分けはどうしているのか

A.人数が多ければ検察と弁護に分けられるが、少ないと1チームで2役を兼ねる。

Q.午前と午後で何か変わるのか。

A.午前での反省を活かして取り組むことができる。

Q.香里での他の課外での取り組みはあるのか。

A.進路からの取り組みとしては模擬裁判以外はない。各教科発信ではいろいるな取り組みがある。

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