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第4分科会 【同志社国際中学校・高等学校】

テーマ 知の研究(授業実践)
発表内容 知の研究〜IBのアプローチを用いたアクティブ・ラーニングとして〜
発表者 今井一宏・帖佐香織

発表概要

 今後の教育においては、知識の量よりも思考力や課題解決力がよりいっそう重視されるようになることが予想される。「知の研究」は、このような力の育成に重きをおいた探求型の学習である世界標準カリキュラムのコア科目 「Theory of Knowledge」をベースとした科目であり、本校が様々な教科で従来から取り入れてきた課題解決型の学習の基礎力を培うものである。
 「知の研究」では、少人数クラスで教員2名によるティームティーチングで授業を行い、知るプロセスを探求することによって諸学の基礎づけを行うとともに学ぶことの意味自体を問い、現象を洞察・分析して課題を見いだす力、コミュニケーション能力やクリティカル・シンキングの力をより一層育成し、自分の見方や主張を構築しながら同時に他者をも尊重する態度を養う授業である。

 授業の進め方は、「授業計画」に即した種々のテ-マに応じて, 資料を読んだりアクティビティーをおこなったりし、そのことを通して、個人やグループで、自由に考え、ディスカッションやプレゼンテーションをおこない、さらにそれを皆で共有する。また、3 学期にはそれまでの総括となるプレゼンテーションやエッセイの作成も実施した 。

 

 授業を一年間行った結果、受け身でないアクティブ・ラーニングの授業が展開できたため、生徒たちはクリティカル・シンキングの手法で自ら考え,積極的に意見を出し合っていた。また、教員もLearnerとして、生徒たちと一緒に意見を交換したりして充実した時間をもつことができた。しかし,授業の展開が予想できず,授業後には、担当者二人で長時間のディスカッションをへて次回の授業に備えた。世界についての多様な見方、学ぶことの楽しさを伝えたいと思いこの授業を始めたが、生徒は想像以上に主体的に学び、発信し、他の考えを受容する力を身に着けていった。「知の研究」は、一人ひとりが興味や個性を伸ばしていく、そして新しい「知識」を見出していくための有意義なプロジェクトであるように思う。

第4分科会 【同志社国際中学校・高等学校】

 

 

質疑応答

  • 生徒は積極的に発言することはできたか?
    → どのような意見であっても必ず生徒の発言を肯定するように努めることによって、授業が進むにつれて、生徒が積極的に発言するようになっていった。
  • 成績の評価の方法は?
    → 通知票の評価とは、別にルーブリックを用いて評価を行ったり、提出されたレポートにコメントを書き加えたりして、本人に達成度を伝えるように努めた。
  • 国内一般生徒も選択していたか?
    → 帰国生徒だけでなく国内一般生徒も選択し、積極的に授業に参加した。
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