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第2分科会 【同志社香里中学校・高等学校】

テーマ ICT教育の実践報告
発表内容 ロイロノートSCHOOLを活用した授業の試み(授業実践)
発表者 酒谷 貴史、Andrea Forbes

発表概要

1)本校のiPad導入の経緯
デジタル教材で教育を進めるという日本の方針に則り、ICT教育に向けた検討を2015年7月より本格的に開始した。本校では教員は一人一台、生徒用に50台を2セット確保している。
次期学習指導要録を踏まえ、ロイロノートを使用して「主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)」、「主体的な学び」、「対話的な学び」を実践した。

2)授業実践
本校ではiPadでの授業は社会・理科・英語がある

<理科の授業実践報告:酒谷貴史>
中3理科(グループ発表)では、「日本に一番適した発電方法とは」というテーマで調べ学習を行い、その後発表・生徒による相互評価を行った。また個人での調べ学習では「自然環境・自然災害・科学技術の発展」からテーマを探し、調査・発表・相互評価を行った。ロイロノートは調査の段階で使用した。写真の取り込みや作画が容易で、生徒自身が絵をかいて説明した物は評価も高かった。
中2理科では実験のまとめや考察の段階でロイロノートを使用してグループ討論を行った。次期学習指導要録の実践にはiPad・ロイロノートは非常に効果的である。

<英語の授業実践報告:フォーブス・アンドレア>
高1英語にてアクティブラーニングの実践を行った。Academic writingを目標とする。
「Graded Readers」を使って要約を書き、生徒の答案を使用してよく間違える英語に気づかせ、生徒が訂正を行う。ロイロノートを使用することによって全員が意欲的に解答でき、こちらもヒントを出しやすい。データが残ることで授業後の分析も可能である。ただ、初めにiPadの使用方法のルールを決めて説明する必要があり、個人差が出る作業は宿題にする等の工夫が求められる。
第2分科会 【同志社香里中学校・高等学校】

 

質疑応答

  • 報告者があげた問題点のiPadを閉じさせないといけないとあったが、ロイロノートにはロック機能がついている。また、フリーソフトもある(ご参考まで)。
  • プレゼンテーションの評価方法についてえ生徒たちの相互評価を直接成績として扱っているのか?
    →その時間の生徒たちの評価に加えて、レポート、スライドなど総合的に評価している。
  • 英語の間違い直しをグループでするときに、間違い直しのペーパーはわざとまちがったものをこちらでつくるのか、生徒が間違ったものを共有しているのか?1人の生徒のものだと特定されないか?
    →生徒の回答を切り取って、誰のものかわからないように作っている。
  • essayの内容の討論で他人の意見を聞くことは大切だが、他人の意見に左右されたものにはならないのか?
    →似たものはできるが、生徒たちの様々な意見による総合的な良いものが得られることの方が多い。
  • レンタルだと授業で記録したものが手元に残らないので、ノートと併用しているがどんな工夫をされているのか?
    →グーグルドックス等のアプリを紹介したが、使いこなせてない生徒もいて失敗した。まだその問題点については悩んでいる。
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