同志社の一貫教育

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第1分科会 【同志社小学校】

テーマ 学校間の接続
発表内容 小学校と幼稚園、中学との交流
発表者 海士部真吾、田中雅裕

発表概要

■同志社幼稚園との交流 
一貫校として幼稚園とは継続して交流を実施している。交流については次の三つの柱を設けている。

  1. 幼稚園における学びや成長をもとにした教育活動の実践。
    (1) キリスト教の理念をもとにした教育活動の実践では、毎日の礼拝を大切にし、豊かな心を育んでいる。また、縦割り活動を通して異学年の児童の積極的な交流を図っている。
    (2) 体験を通した教育としては、周辺の公園で虫を捕まえ、自作のクイズを小グループで出し合ったり、国語では劇化の活動を積極的に取り入れたりし、意見を交流する場を設定している。
  2. 小学校での学びを幼稚園に。
    「幼小交流会」(6月・1月) 交流に向けての準備や、園児との交流を通して、互いを思いやる気持ちを育てている。
  3. 園児・児童情報の共有(3月)
    クラスの三分一が同志社幼稚園出身者であり、取り組みを通して得たものから同志社精神を継承していくよう情報交換を密にしている。
■同志社中学校との交流

小中の強固な接続に向けて、両校がさまざまな働きかけを行っている。また、高校、大学との協力も視野に入れた取り組みを模索している。小学校では建学の三つの理念に基づいて、取り組んでいる。

中学での学びを想定したレディネスの形成として、(1)基本的な言語事項の習得 (2)思考力 (3)文章構成力 (4)表現力 (5)英語教育 を柱として取り組んでいる。点と点を結びつける思考力、分析し整理する思考力を6年間で身につけさせたい。また、発表を通して、文章構成力、表現力を育みたい。これらについては、校種を超えて、研究を進めていきたい。

高校とは天体観察・クリスマス会・岩倉キャンパスクリスマスなどでクラブ等と積極的な交流を行っている。また、大学のサークルとも京料理の体験、エコについての取り組み、よさこいソーランなどの活動に協力していただき有意義な取り組みを実践している。今後も子ども達の良心を育むために、よりよい交流を模索し実践していきたい。

分科会の様子


質疑応答

  • 中学校教員
    幼稚園における、子ども同士の交流は素晴らしい取り組みだと思う。中学とも理科の研究などで小学生との交流をしてみたい。
  • 小学校教員
    大変ありがたい話です。中学生への憧れにもなるし、交流の場を実現したい。
  • 中学校教員
    幼小の交流のメンバー、学年、進行について教えていただきたい。また、同志社精神の継承とは何を指しているのか。子ども達が意識するものなのか、教員が共有するものなのかお聞きしたい。
  • 小学校教員
    難しい質問ですね。精神は目には見えないものだか、互いを思いやる気持ちなど、同志社らしさを、活動や遊びの中で伝えていきたい。
  • 小学校教員
    小学校は四年生が全員で取り組んでいる。幼稚園も全員が参加している。自分自身が園児として経験している児童もおり、継続することのよさが現れている。実行委員を作り、児童の意見を取り入れながら活動を進めている。
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分科会の様子