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第2分科会 【同志社国際中学・高等学校】

テーマ スーパーグローバルハイスクール(SGH)の構想実現
発表内容 スーパーグローバルハイスクール(SGH)の取組〜経緯と構想〜
発表者 川井 国孝、山本 真司

発表概要

2015年度、国際高等学校は、全国で190校を上回る申請の中から、社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーを高等学校段階から育成する「スーパーグローバルハイスクール」(SGH)に指定された。
同校が応募に至ったのは、文部科学省が掲げるSGH構想と、同校がこれまで積み重ねてきた教育内容とが合致する部分が多く、SGH構想と関わっていくことは、グローバル化が加速している中、帰国生徒受け入れ校である同校にとって生徒募集に関わる重大な問題であると捉えたからである。
2014年度はSGHアソシエイト校に指定されており、GEC(Global Enterprise Challenge)2014のサポート、「OECD(経済協力開発機構)東北スクール」(文部科学省復興教育支援委託事業)のプログラムのサポートを行ない、SGH定校とともに「SGHコミュニティ」をつくり情報を共有しながら、次年度へ向けて応募の準備を進めてきた。
SGHに指定された現在、高校1年生から総合的な学習の時間を活用して帰国生徒受け入れ校としての特色をさらに活性化する新しい学習型の授業を展開している。
具体的にはグローバルの意味理解と実例研究や国際化を進める国内外の大学を中心に、企業、国際機関等と連携を図り、グローバルな社会課題、ビジネス課題をテーマに横断的・総合的な学習・探究的な学習、さらにはテーマに関する国内外のフィールドワークを実施する計画をしている。
SHG指定期間は5年間で、その期間は、国から経費の支援が行われる。その一方で、構想調書として提出した内容を確実に実施し、その成果を多面的、客観的に検証することが求められる。

そのため、学校法人同志社では「SHG管理委員会」を設け外部委員会からなる「SGH運営指導委員会」と共に取組状況を確認し、必要な助言・指導を行い、教育面、経理面において本校の教職員全員でこのSGH事業に臨む体制を作り、取り組んでいる現状である。
第2分科会(良心館107、川井国際中高校長)

 

質疑応答

  • グローバル・リーダーとは国際中高ではどのような人物と考えているのか?

    →本校の教育テーマである「違いという共通点からの出発」、自己と他者との違いを認識し、互いに尊重し合いながら、対等な意    見交換の出来る人物の育成を目的としている。

 

  • 国の施策としては2018年までに国際バカロレア(IB)のディプロマプログラム(DP)認定高校を200校まで増やす方向であるようだが、どのように考えているのか?

    →IB教育は現状では、教員の育成、日本の大学入試への対応など課題が多い。学校法人同志社においては、同志社国際学院国際部(DISK)がIB認定校である。DISKの状況を参考にして、今後の本校の方向性を検討していく。
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