同志社創立記念日祈祷会が、11月29日（日）午前9時から、女子大学栄光館ファウラーチャペルに於いて執り行われた。今年度は若王子山頂にある同志社墓地から開催場所を移し、かつ、人数制限を設けての開催となったため、165名（内オンライン参加者88名）の園児・児童・生徒・学生・教職員の参加となった。新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮した苦渋の選択である。また、奇しくもこの日は待降節第一主日にあたり、教会暦では一年の始まりを告げる聖日だった。

　祈祷会はオルガニスト高橋聖子大学嘱託講師の導きによって開式され、国際中学校・高等学校聖歌隊の賛美（録音）、国際中学校・高等学校朴元婀怜牧師の司会による聖書朗読・祈祷ののち、国際中学校・高等学校聖歌隊の合唱（録音）による庭上の一寒梅がチャペルに響いた。次に、「子ろばに乗って」と題して国際中学校・高等学校山本真司牧師が語りかけた。その後、八田英二総長・理事長、植木朝子大学長、飯田毅女子大学長が出席者を代表して祈祷を捧げ、山本真司牧師の祝祷、後奏をもって、祈りのうちに創立を想起した。同志社創立の精神が、今後も受け継がれていくことを感じられた祈祷会であった。