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2020.1.8 良心教育に関するシンポジウムを開催しました

 

 2020年1月8日、大学良心館107教室において、同志社建学の精神ともいえる‘良心教育’に関するシンポジウムが開催された。冒頭に、八田総長・理事長から「現在、世界情勢が混沌とするなど様々な出来事が生じている中、第7回目となる今回は、同志社として教育機関として地域と共にどのようにあるべきかを、地域の皆様、卒業生、学生、保護者、教職員と共に考える機会として、今年度は‘心理学の視点’をテーマに開催する」との趣旨説明及び挨拶があった。

 続いて、荒木紀幸兵庫教育大学名誉教授から「道徳性の発達と良心」と題した基調講演がなされ、‘道徳性が発達するとは、人間らしい良さやよい行いを通じ、他律から自律に変化していくことであり、すなわち良心の学習である’‘モラルジレンマの解決を通して道徳的な問題解決能力の向上をもたらす’などのお話があった。

 休憩を挟んだ後、「『良心』と行動の心理学」のテーマで、コーディネータに内山伊知郎同志社大学心理学部長、パネリストに同志社大学心理学部武藤崇教授、青山謙二郎教授、毛利真弓准教授、そして講演者である荒木氏も加わってパネルディスカッションが進められた。

 ‘心の状態によって道徳判断が異なる’ことや‘社会全体の道徳性’など、臨床心理学や犯罪心理学、学習心理学の視点からのディスカッションに約40名の参加者は興味深く聞き入り、活発な意見交換・質問がなされた。結びに、内山コーディネータから講師、パネリストに謝辞が述べられ、シンポジウムを締めくくられた。

当日の様子

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