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2019.1.12 良心教育に関するシンポジウムを開催しました

 

 2019年1月12日、大学良心館107教室において、同志社建学の精神ともいえる‘良心教育’に関するシンポジウムが開催された。冒頭に、八田総長・理事長から「第6回目となる今回は、同志社そして良心教育について、地域住民、卒業生、学生、保護者、教職員と共に考え、理解を深める機会として、‘看護’をテーマに開催する」との趣旨説明及び挨拶があった。

 続いて、宇野さつき医療法人社団新国内科医院看護師長から「看護における『他者への思いやり』を考える〜訪問看護の現場からの発信〜」と題した基調講演がなされ、‘他者を思いやり、寄り添うために、患者が大切にしたいものを尊重し、ゆずれないものは可能な範囲で守る’や‘どのような状況にあっても寄り添い続けるために、ケアをする人ほど自身もよい状態でいる必要がある。そのためにはセルフケアは重要である’などについてのお話があった。

 休憩を挟んだ後、「『いのちとくらしに向き合う、揺るぎない信念と良心』を育てる」のテーマで、コーディネータに岡山寧子同志社女子大学看護学部長、パネリストに小松光代同志社女子大学看護学部教授、小ア眞同志社女子大学宗教部長、そして講演者である宇野氏も加わってパネルディスカッションが進められた。

 ‘感性や共感的理解を育むための工夫’、‘相手の立場に立って考え、行動することの大切さ’や‘非言語的コミュニケーションの重要性’など、看護の現場、また看護学生に対する教育の視点からのディスカッションに約60名の参加者は興味深く聞き入り、活発な質問・意見交換がなされた。結びに、岡山コーディネータから「教育の現場では、学生とどれだけ向き合い、看護を伝えていくことができるかということを考えている。そして、看護学部では、‘いのちとくらしに向き合う、揺るぎない信念と良心’をいかに育てていくかを考えながら、同志社らしい看護教育に向けて前進していきたい」との言葉で締めくくられ、同志社にとって、非常に意義深い一日となった。

当日の様子

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