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2018.12.1 第23回同志社国際主義教育講演会を開催しました

 

12月1日(土)、今出川校地良心館203教室において、卒業生(1987年大学法学部卒)で昨年テレビ朝日にて放送された「ハゲタカ」の著者 真山 仁氏(小説家)を講師に迎え、「グローバル感覚の常識、非常識」と題して第23回同志社国際主義教育講演会を開催した。

真山氏は、はじめに日産のカルロス・ゴーン元会長が東京地検特捜部に逮捕された事案を基に、事件の本質や日本とフランスの政治、国民性などをわかり易く解説された。

 「グローバル」とは英語を使いこなすことではなく、相手は何を考えていま自分の前にいるのかを考えられること、相互の違和感や違いを汲み取る力を持つことであり、‘聞く力’の重要性について話された。

 また、日本人的な「話せば分かる」ではなく「分からないから話す」という姿勢が大切であり、そのためには自分たちが何者かを知るために、グローバルに行動し、いろんな人に出会い、無自覚のうちに我々が常識だと思っていることが世界の非常識だと気づけるように意識すべきであると述べられた。

 さらに、日本人は、外国との交渉においては、闘う前に協調モードに走りがちだが、我々の価値観や常識は、おそらく世界では正反対であり、外国の言うことに懸命に耳を傾け、彼らの価値観や正しさはどこにあるのかを知ることができないと、その国のことは理解できないし、交渉が成立することはない。こういう観点をもって、社会で活躍していってほしいと、学生に向けたメッセージで、講演を締め括られた。

当日は、一般市民、学生など約170名が参加し、講師の鋭い視点と実体験に基づくユーモアを交えた講演に熱心に聞き入り、質疑応答も活発に行われ、盛況のうちに講演会を終了した。

当日の風景
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