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2014.11.25〜2014.11.26  第37回新島講座を開催しました

 

第37回新島講座は、カリフォルニア大学バークレイ校ハーススクールオブビジネス名誉教授ロバート・コール氏を講師に迎え、11月25日(火)に良心館305番教室において公開講演会「Digitization and You(邦題:デジタル時代を生きる)」、続く26日(水)に寒梅館3階のプレゼンテーションホール(寒梅館319番教室)において専門家向けのセミナー「The Crisis in Japan’s Software Industry (邦題:日本ソフトウェア産業の課題)」が開催された。

約110名の聴衆が参加した公開講演会では、80年代のパーソナルコンピューターの登場や90年代に入ってからのインターネットの急速な普及、さらには近年のクラウドやビッグデータといった新たな情報環境の進化が我々の生活に及ぼす影響について、農業や医療といった身近な問題を例にとりつつ説明された。また、このようなデジタル化社会の到来に対する人材育成や雇用といった面での日本の課題を的確に指摘されるとともに、その解決に向けての大学の果たすべき役割を示されたコール氏の講演は、教職員にとってもきわめて示唆に富む内容であった。

専門家向けのセミナーも、本学の教員・学生だけでなく他大学のソフトウェア関連の研究者や企業の技術者を含む約30名の参加者を得て、活発な議論が展開された。特に、日本企業の“ものづくり”を支えている組込みソフトウェアに関してコール氏が指摘された「ハードウェア技術者とソフトウェア技術者の関係を是正すべき」あるいは「日本企業はITのアウトソーシングを見直すべき」という意見については、コール氏の見解に対する賛否だけでなく、異なる視点からの意見提起が行われるなど、予定の1時間半を大幅に超える実りのある議論が展開され、参加者全員にとって期待を裏切らない有意義なセミナーとなった。

>>【25日講演会資料_日本語版】Digitization and You[PDF]
>>【25日講演会資料_英語版】Digitization and You[PDF]
>>【26日セミナー資料】The Crisis in Japan’s Software Industry[PDF]

25日講演会の様子
25日講演会の様子

25日講演会の様子
26日セミナーの様子

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