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2013.11.4  講演会・シンポジウム「八重と裏千家」を開催しました

11月4日(月・休)に、講演会・シンポジウム「八重と裏千家」を同志社大学京田辺校地恵道館201において開催した。今回の講演会・シンポジウムは、新島八重が求めた茶道裏千家の世界と八重の個性的な生き方を広く伝えることで、現代に生きる者の考え方や知恵を示唆することを目的としている。当日は、茶道裏千家大宗匠 千玄室氏(15代・前家元)による基調講演及び露口卓也同志社大学文学部教授・佐伯順子同志社大学社会学部教授・小枝弘和同志社大学同志社社史資料センター社史資料調査員・廣瀬千紗子同志社女子大学表象文化学部教授によるパネルディスカッションが行われ、延べ約240名の方にご参加をいただいた。

冒頭、大谷総長より本講演会の開催趣旨説明があり、学校法人同志社への平素の支援及び協力に対するお礼があった。続けて、京田辺市長石井明三氏より祝辞が述べられた。

基調講演では、千玄室氏が「新島八重刀自と茶道」の演題で講演された。まず、講演は同志社と茶道裏千家との関係より始まり、八重と千玄室氏祖母との出会い、八重が京都府立第一高等女学校(現鴨沂高校)にて日本で初めて学校に茶道を取り入れたこと、「新島宗竹」という茶名をいただき奥秘大円伝法真草二段を授かったこと、八重によりお茶の文化が女性にも普及したこと等について紹介された。次に、茶事ではお濃茶が正式であること、にじり口という茶室への入口を通れば身分は関係なく、すなわちお茶は誰にとっても平等であること、その精神はキリスト教とも共通することを説明された。最後に、戦争を生き残った者として、世界平和や人々の幸せを願って献茶を行っているが、その思いは同志社の良心教育によって育まれたことを述べられ、講演を終えられた。

パネルディスカッションでは、露口教授がコーディネータを、佐伯教授・小枝社史資料調査員・廣瀬教授がパネリストを務め、「八重の生き方」をテーマとして話が進められた。まず、露口教授より今回のパネルディスカッションの趣旨について説明があり、各パネリストより八重の生き方に対する見解についてそれぞれ概要が述べられた。次に、新島夫妻としての八重について、夫妻の西洋的で自由な感覚を持っている一面や、襄の手紙を通じて夫妻に日本人を感じさせる一面、キリスト教が夫婦に与えた影響などの考察があった。続けて、八重が赤十字に参加した動機について意見が交わされ、最後に会場からの活発な質疑応答が行われた。

今回は、2013年のNHK大河ドラマ「八重の桜」のヒロインである八重を対象としており、その中でも基調講演は茶道の視点から、パネルディスカッションは夫婦とキリスト教の視点から八重を考察する内容であり、タイムリーな講演内容であった。そのため、興味深く聞き入る参加者の姿が多く見られ、熱気の感じる講演会・シンポジウムとなった。

当日の様子

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