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2012.12.20 第34回新島講座を開催しました

第34回新島講座は、ジョージタウン大学特別教授のJohn L.Esposito氏を講師に迎え、12月20日(火)に至誠館3番教室において講演会、続いて、寧静館5階会議室において公開セミナーを開催した。

“The Role and Future of Religion in Global Politics”と題した講演会では、グローバル(地球規模的)政治における宗教の役割と未来を過去の歴史も考察しながら論じられた。

Esposito講師は冒頭に、1950年代の大学において、宗教はほとんど注目されていなかったが、現在、宗教のリバイバルが起こっており、全世界で宗教に対する関心が大きくなっていることを述べられた。

次に国の近代化と宗教の関係について触れられ、かつては、近代化とは世俗化をすること、つまり、宗教色を薄める事だと理解されてきたが、近代化のモデルは一つではなく複数あり、宗教色を薄めることなく近代化は可能であると述べられた。特にイスラム世界においては、近代化と宗教が共存できないという意見があるが、それは誤っていると指摘された。

そして、北米、中南米、アジア、アフリカ等の国々の宗教事情、また、宗教が政治の道具とされた国の例としてエジプトやイランなども紹介された。

さらに、宗教の役割にも触れられ、宗教は地域のコミュニティの役割を果たしており、教育・医療に深く関係している事実も紹介し、社会の正義を行う中心になってきているとされた。

最後に、現在のようなグローバル化した社会においては、宗教を排除するのではなく、取り込むことが大事であり、日本においても、国際関係における宗教の役割を充分に認識する事が大切であると述べられ、講演はしめくくられた。

当日は、一般市民、学生、教職員など約120人が、豊富な国々の事例や歴史的考察を交えたEsposito教授の講演に熱心に聞き入り、質疑応答も活発に行われ、盛況のうちに講演会を終了した。

講座の様子

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