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2011.10.15 第29回東京新島講座を開催しました

10月15日(土)に、第29回目となる東京新島講座を東京オフィスにおいて開催した。当日は、水谷誠神学部教授と村山裕三ビジネス研究科教授の講演で、約70名の方にご参加をいただいた。

冒頭、大谷総長が学校法人同志社への平素の支援に関するお礼と共に昨年開催した135周年記念事業及び行事への感謝を述べた。

講演第1部では、水谷教授が「受けるよりは与えるほうが幸いである―新島襄のキリスト教―」の演題で講演された。まず、現代の日本の宗教事情について触れ、伝統的な日本の宗教のありようとしてあった祖先崇拝が、今や風前の灯火のような状態になってきており、その結果、新興宗教やスピリチュアリズムに関心を持つ人が多くなってきている事を紹介され、このような中、新島襄が目指したキリスト教的なものの考え方、それに基づく教育は、ますます重要でさらに広めていくべきものであるとされ、その新島の考えを紹介された。今回主には、新島が米国からの帰国直前に初めて公の場で行った説教「神の愛God's Love」の内容について触れられ、その説教において新島はヨハネによる福音書3章16節、「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が独りも滅びないで、永遠の命を得るためである」を選んだが、この一節は新島がキリスト教の中心精神をあらわすものとして信じていたことを紹介された。そして、説教の主な内容を「人類の罪」「神の慈愛」「道徳性」という観点から詳細に説明された。

講演第2部では、村山教授が「京都の伝統産業の活性化―同志社ビジネススクールの試み」の演題で講演された。まず、この試みのきっかけとなったのは、「京都の企業風土・文化とビジネスの可能性」と題した文部科学省の助成事業であったこと。そして、計10回のオープン授業を開催する中で伝統産業の現実を把握し、伝統産業の革新の芽は出てきていることを認識されたことが述べられた。そして、次に「伝統産業グローバル革新塾」を立ち上げ、大学の役割は次世代を担う経営者の育成であるとし、革新の点を線へさらに面へと発展される取組をされたことについて触れられ、その一例としてサンフランシスコで行われたギフトフェアについて紹介された。その後も2009年11月にパリで開催した「京都の赤展」、JAXAとも連携し現在も動いている「Space Sakura」プロジェクト、「京都カスタマイズ」等々、数々のプロジェクトを実践しながら京都の伝統産業を活性化させる取組を紹介された。

両講演とも、同志社に深く関連する内容であり、参加者の興味を引いていた。新島襄が学びそして学校の根本としたキリスト教、そして、同志社がある京都の伝統産業を活性化させる取組、両講演共、温故知新という言葉の如く、創立136年の同志社の伝統を感じながらも、今後の同志社の新たな一歩を示す講演会であった。

講座の様子

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