3月13日（土）10時から同志社小学校にとって初めてとなる卒業式が小学校アリーナにて挙行され、2006年の開校時に3年生として入学した児童59名が晴れて卒業の日を迎えた。

一同によるこどもさんびかの斉唱で始まった式では、中川宗教科教諭の聖書朗読ならびに祈祷の後、保護者や来賓、教職員など多くの参列者が見守る中、鈴木校長より卒業生ひとりひとりに卒業証書が授与された。続いて鈴木校長の式辞、大谷総長、八田大学長の祝辞、在校生ハンドベルクワイアによるハンドベル演奏の後、在校生代表の5年生児童から卒業生へおくることばとして、入学以来常に最上級生であった卒業生に対しての感謝の思いそしてその卒業生に代わって最上級生となる決意が述べられた。また卒業生代表児童からはわかれのことばとして、4年間の充実した学校生活をふりかえり、いっしょに頑張った同級生、下級生、それを支えた教職員そして家族に対する感謝の思いが述べられた。
卒業記念品の贈呈、校歌斉唱の後、野本理事長の祝祷により式は滞りなく終了し、最後は参列者一同で卒業生を見送った。式終了後は最後のクラス指導が行われたが、いつまでも別れを惜しむ姿が見られた。

新島襄そして同志社がその設置を永年切望した小学校で学んだ児童が、同志社精神を小さな体いっぱいに充満させ、希望にあふれる新たな一歩を踏み出した。同志社に新たな歴史が刻まれる日となった。