T-D-Fの園山隆輔先生をお迎えし、アントレプレナーセミナーについてご講演いただきました。ご講演の中で、園山先生は、プロダクトデザイナーとしての経験をもとに、デザインとは「いいな」を形にすることであり、アートとの違いは「誰のための「いいな」か」にあると説明されました。デザインは多くの人に届ける「普及」を目的とし、そのためには技術・採算・需要という三つの関係がそろうことが重要であるという視点を持つことができました。
最終的に、デザインとは「カンケイを形にすること」であり、身の回りのすべてが関係づくりの材料になるとまとめられました。受講生からは、「デザインの見方が変わった」「苦手なことも前向きに捉えられるようになった」といった感想がありました。また、「いいな」と感じたものがAI作品であっても、その気持ちを否定しなくてよいという言葉に対して、「自分の感性を大切にしたい」という声も聞かれました。デザインを通して、生き方についても考える機会となるセミナーでした。
講師紹介:園山隆輔(そのやま たかすけ)さん
大阪府出身。松下電器産業(現在のパナソニック)で、長年、オーディオ機器や家電、ロボットなどのデザインに携わられました。2002年に独立し、デザイン事務所「T-D-F」を設立。現在は、ロボットや人と機械の関わり方を考えるデザインを中心に活動されています。研究用ヒューマノイドロボット「HRP-4」や作業支援ロボット「NEXTAGE」などのデザインを手がけ、日本ロボット学会誌の表紙イラストも担当されています。デザインを通して、「人と社会、技術の関係」をわかりやすく伝えることを大切にされているデザイナーです。
文化情報学部教授 阪田先生より講師の園山先生のご紹介
ロボットデザインについて語られる園山先生
「アート」と「デザイン」の違いとは?