2025.11.16
創立150周年記念礼拝を執り行いました
学校法人同志社創立150周年記念礼拝が、11月16日(日)に栄光館ファウラーチャペルで行われました。説教者として大学キリスト教文化センター准教授の李元重先生をお迎えし、「無一文の亡命客の祈祷」と題してメッセージを頂きました。
最初に、創立者新島襄が「手紙の人、書簡の人」であったと同時に「祈りの人」であったこと、つまり、手紙によって人とつながり、祈りによって神とつながった「コミュニケーションの人」であったことが示されました。特に、約1年の航海を経て上陸したボストンの地で独り取り残されていた姿をこの時期世話したミス・マッキーンが “a penniless exile, with an unknown tongue(言葉の通じない無一文の亡命客)” と表現していること、新島が心身ともに極限の不安と孤立の中に置かれていたこと、その最中に、彼がボストンの書店で購入した『ロビンソン・クルーソー』によって、新島は深く心を動かされ自らも祈り始めたことの心情の変化について述べられました。
この新島の祈りはアメリカでの生活の中で培われ、同志社創立の瞬間まで生きてきたことが様々な文書から理解することができました。その中でも、1875年の開校の朝、新島の自宅でささげられた祈りについて、デイヴィス宣教師が「柔らかく、涙に満ち、真剣な祈りを決して忘れることができないと」と記されたとのお話がありました。さらに、「正しい人の祈りは、大きな力があり、効果をもたらします」とのヤコブの手紙、また、ダニエル書の物語から信仰と祈りがいかに危機を乗り越え、神の栄光を現すものであるかを、新島自身の言葉として受けとめることができました。
この礼拝を通して、同志社の歩みが一人の無一文の若い亡命客の祈りから始まったこと、同志社が祈りによって歴史が紡がれてきたことを深く覚えることができました。「自由教育、自治教会、両者並行」との新島の言葉を心に刻みつつ、同志社の未来に向けて祈り続けていくことが私たちの使命であることを強く促されました。最後に、八田英二総長・理事長からお祈りがなされ記念礼拝を主の豊かな恵の内に終えることができました。
文責 同志社教会






