2024.11.17
創立149周年記念礼拝を執り行いました
学校法人同志社創立149周年記念礼拝が、11月17日(日)に栄光館ファウラーチャペルで行われました。説教者として大学キリスト教文化センター准教授の森田喜基先生をお迎えし、「わたしがかなえてあげよう」と題してメッセージを頂きました。
主イエスは新約聖書のヨハネによる福音書14章14節において、「わたしの名によってわたしに何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう」(新共同訳)と約束されました。祈りとは本来、自らの利益を求めるものではなく、神の御心を追い求め、神を待ち望む思いから生まれるものです。主イエスの名による祈りとは、主イエスの生涯を知り、その愛に生かされてなされるものです。
新島襄は1874年にラットランドのグレイス教会で開催されたアメリカン・ボードの年次大会において、日本にキリスト教主義学校を設立することを訴えました。日本にキリスト教主義学校を設立したいという新島の願いは、利己的なものではなく、キリスト者としての使命に基づくものでした。新島は神の御心のために生涯を捧げ、同志社を設立しました。そして、神の名によって建てられた同志社は、いまや日本有数のキリスト教主義学校となっています。
同志社創立150周年まであと1年となりました。同志社が神の御心に適う歩みを進めていくために、私たちは教会と学園が互いに支え合って存在する意義を再確認する必要があります。学園教会の存在によって、自由教育と自治教会からなる同志社は、同志社であり続けることができます。新島やこれまで同志社を支えてきた信仰の先達の祈りと信仰を受け継ぎ、創立150周年に向けて歩みを進めてまいりたいと願います。
文責:同志社教会