学校法人 同志社 事業報告書 2014
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学校法人 同志社 事業報告書201435財務の概要図6 貸借対照表の推移 2014年度法人総合貸借対照表は表3のとおりです。図6は過去10年間の貸借対照表推移をグラフ化したものです。消費収支差額は支出超過であるため、棒グラフの基本金の先端部分に網掛けで表現しており、この部分が資金不足額となります。(1) 資産の部 固定資産のうち有形固定資産は、教育研究活動の拠点となる土地、建物、構築物や機器備品の整備充実により増加してきました。05年度は大学臨光館、小学校明心館、07年度は大学医心館、磐上館、08年度は大学継志館の取得、女子大学純正館、中学校・高等学校桑志館、恵潤館、09年度は大学多々羅キャンパスの取得、中学校・高等学校立志館、10年度は、大学烏丸キャンパスの取得、国際学院抱志館、香里中学校・高等学校新特別教室棟、12年度は、大学良心館、志高館、香里中学校・高等学校尚志館、香友館、14年度は大学訪知館、言館、光館建設などによるものです。また、14年度増加の建設仮勘定は、女子大学ならびに女子中学校・高等学校の整備事業などによるもので、翌年度以降に建物などになります。 その他の固定資産は、第2号基本金の引当資産を減額、減価償却の引当資産を増額しました。この結果、本年度末の固定資産総額は前年度比2.2%増の2,178億8,700万円となりました。 流動資産は、現金預金、未収入金などで、本年度末は前年度比4.6%減の269億2,400万円です。(2) 負債・基本金・消費収支差額の部 固定負債のうち長期借入金は、計画的な返済により着実に減少を続け、残高は10年前の10分の1程度となりました。退職給与引当金は、期末要支給額の100%を引き当てています。 流動負債は新入生学費の前受金が大部分を占めています。 基本金は、第1号基本金が自己資金による固定資産の取得と借入金の返済などで前年度比3.7%増の2,163億1,700万円、第2号基本金は計画に基づく組み入れと建設事業への充当により前年度比18.1%減の67億3,000万円、第3号基本金は前年度比0.2%増の194億円、第4号基本金は前年度比0.8%増の39億4,800万円となっています。 消費収支差額は、帰属収入が堅調に推移している一方で、大規模な建設事業を自己資金で賄っているため消費支出超過となり、この結果翌年度に繰り越す消費支出超過額は301億4,400万円となりました。 また、減価償却額累計額は779億7,700万円となっています。020,00040,00060,00080,000100,000120,000140,000160,000180,000200,000220,000240,000260,000280,000300,000(年度)(百万円)消費収支差額基本金流動資産その他の固定資産有形固定資産資産の部負債・基本金及び消費収支差額の部流動負債固定負債2013201420122011201020092008200720062005

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