学校法人 同志社 事業報告書 2014
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学校法人 同志社 事業報告書201427 1864(元治元)年6月14日、創立者の新島襄が国禁を犯し米国商船ベルリン号に乗り込み函館の地から渡航して、2014年度が150年目の記念の年に当たります。新島の思いを偲ぶ様々な記念行事を実施しました。函館市で碑前祭を催行 2014年6月14日函館市大町にて、「新島襄海外渡航の地碑」碑前祭が学校関係者、校友、同窓、函館市民の方々など約130名の参加のもと行われました。式典は厳かな雰囲気の中で始まり、讃美歌を一同で斉唱し、水谷誠理事長の聖書朗読ならびに祈祷に続いて、大谷實総長から式辞がありました。 片岡格函館市副市長からの挨拶の後は、出席者一同でカレッジソングを斉唱し、水谷理事長の祝祷の後、 碑前に花束を捧げました。その後、会場を移して新島襄海外渡航150周年記念講演会が開催されました。 講演会終了後、函館山頂まで移動して、交流レセプションが開催されました。大谷實総長による開会挨拶の後、水谷誠理事長から150周年を記念して製作された「ベルリン号の復元模型」が片岡副市長に贈呈されました。村田晃嗣学長による乾杯の後、参加者は函館市内の景色を眺めながら新島先生の熱い志を心に刻み、思い思いに交流を深めていました。青森県風間浦村でも交流会 翌6月15日、青森県下北郡風間浦村、下風呂の海峡いさりび公園で、100名を超える参加者のもと、「新島襄寄港の地碑」碑前祭が執り行われました。風間浦村は、新島襄が函館に向かう途上、北風と激しい潮流を避けるため3日間寄航したゆかりの村です。 碑前祭の終了後、 風間浦中学校体育館で 「学校法人同志社・風間浦村交流 午餐会」が開催され、村田学長から150周年を記念して製作された 「ベルリン号の復元模型」 が飯田浩一風間浦村村長に贈呈されました。また、新島襄寄港の地建立にご尽力された樋口喜四郎様(代理で樋口宏様)、徳弘篤介様、濱田秀子様に対して飯田村長から表彰状が手渡されました。 その後、 大間港から函館港まで向か特集2新島襄海外渡航150周年記念事業函館、風間浦、今出川で熱い志を偲ぶ多彩な記念行事を実施特集2うフェリーの中で、同志社校友会主催の船上レセプションが行われ、新島が150年前に渡った海上で当時を偲び新島の熱い志を感じながら思い思いにひと時を過ごしました。この船上レセプションをもって、「新島の足跡を辿る」碑前祭ツアーは終了しました。企画展「新島襄の『蓬桑』の志」開催 さらには、第3回企画展「新島襄渡航150周年 新島襄の『蓬桑』の志」が開催されました。開催日は、6月5日〜22日、会場は同志社大学ハリス理化学館同志社ギャラリー2階企画展示室(同志社大学今出川キャンパス)です。展示会場には、新島襄渡航にゆかりのある絵画『脱国』『ボストン上陸』や、ベルリン号の復元模型などを展示。また、記念リーフレット「新島襄の『蓬桑』の志」が発行されました。 さらに、記念事業として同志社エンタープライズと京都・伏見の老舗酒蔵山本本家の共同企画で誕生した、同志社オリジナル日本酒「同志社大吟醸」が発売されました。日本酒ラベルは、ベルリン号のイラスト、新島の真筆の写し「同志社」の文字、新島が寄港先の香港で読んだ漢詩「男児決志馳千里」を配したデザインが施されています。

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