学校法人 同志社 事業報告書 2014
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24同志社国際中学校・高等学校クラス増に伴う校舎増築が完了、運用が始まる 同志社国際中学校・高等学校では、同志社国際学院初等部からの卒業生受け入れを2015年度から始めるため、中学校のクラスを一つ増やしました。これに伴い、校舎の増築を実施し、14年8月29日に竣工しました(外観は20ページを参照)。 同校は帰国生徒を外部募集で受け入れることを、社会的責任ととらえています。そのため、同志社国際学院初等部からの生徒受け入れに当たって、外部募集はあまり減らさず、増築をしてクラスを増やしました。 今回増築したこの校舎は3階建てで、習熟度授業用の教室12、音楽教室と美術教室を二つずつ備えています。照明と採光による明るさが生かされた、新しい学び舎です。さらに、建材には京都府産の材木を用いているため、木の温かみも感じられます。これは生徒たちにも好評を得ています。同志社中学校・高等学校iPad導入に併せて学習ポータルサイトを構築 同志社中学校ではICTを活用した教育推進のため2014年度新入生から1人1台の「iPadミニ」を導入するとともに学習ポータルサイトを構築し、各教科の授業や家庭学習に活用しています。全教室に電子黒板と高速無線LAN、DA_WiN(Doshisha Academic Wi-Fi Network)を完備し、授業でインターネット検索、スカイプや授業支援アプリが活用できるICT環境を整えました。 iPad導入のコンセプトは「iPad×ABC」。「ABC」は「学びの基礎・基本」を示す「ABC」と「Active Learning(能動的な学習)」「Blended Learning(e-learningを取り入れた学習)」「Collaborative Learning(協働的な学習)」のそれぞれの頭文字を表しています。iPadをThinking Toolとして活用し、「教科センター方式」×「iPad」×「ICT」の三つを融合した「学びのNEXT STAGE」をめざしています。 iPad導入に併せて構築された「学習ポータルサイト」により、「いつでも」「どこでも」「一人ひとりのペース」で学習できる環境のもとで、生徒は必要に応じて授業プリントや、教員が作成したデジタル教材、漢字や英単語テストの練習問題、授業の解説動画などをダウンロードして活用しています。 2015年度には全校生の3分の2がiPadを活用して学習に臨むことになり、今後授業だけでなく、様々な場面でiPadが大いに活用されるでしょう。同志社香里中学校・高等学校高校2年生が6年ぶりのハワイ修学旅行へ 同志社香里高等学校では、2年生が2015年1月28日から2日2日までの日程で、米国ハワイ・オアフ島へ修学旅行を実施しました。前年まではオーストラリアが修学旅行の訪問先でしたが、6年ぶりにハワイに変更しました。 現地では、プナホウ・スクール、パブティスト・アカデミー、マキキ聖域キリスト教会を訪れ、現地の人々や学生・生徒と交流を深めるとともに、様々なアクティビティー(活動)を体験しました。短い4日間でしたが、貴重な学習体験を行い、生徒・教員全員が怪我もなく無事に帰国しました。各学校2014年ハイライトハイライトハイライトハイライト123

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