学校法人 同志社 事業報告書 2013
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38■教学組織 大学では、ビジネス研究科に、グローバルMBAコースを発展・充実させた「ビジネス研究科グローバル経営研究専攻修士課程」を開設します。脳科学研究科は、京田辺キャンパスに拠点を置き、さらなる研究力の向上を目指します。 女子大学では、高度な知識と技術に基づく看護実践能力を備え、チーム医療に参画できる質の高い看護師を養成する「看護学部」の2015年度開設準備を進めます。 国際学院初等部では、開校4年目の新入生を迎え6学年が揃います。■教育研究 大学では、「大学の国際化のためのネットワーク形成推進事業」を補助事業期間終了後も継続し、引き続き留学生の受け入れや送り出しの促進に取り組みます。「グローバル人材育成推進事業」についても、学部の協力を得ながら引き続き推進します。また、「博士課程教育リーディングプログラム」のさらなる展開とあわせ、世界で活躍するリーダーの教育を実践していきます。教育環境面では、教育研究支援及びネットワークに関わるシステムの大規模リプレイスにより改善を図ります。 女子大学では、英語英文学科のカリキュラム改正や、看護学部で取得できる養護教諭一種免許状課程認定申請を行います。また、海外留学準備セミナーや英語の習得を目指す課外講座を充実させ、セメスター留学制度の募集人数を拡大します。教室等のAVシステムは、リプレイスにより情報環境の整備充実を図ります。 各中学校・高等学校では、国際感覚に富み国際社会に貢献できる生徒の育成を目的とした立石ファンドを活用し、特色ある国際主義教育の取り組みを継続します。国際中学校・高等学校では、スーパーグローバルハイスクールの取り組みを進め、国際バカロレア教育の導入を目指した調査・研究を行います。また、CALLシステムを導入して、外国語教育のさらなる充実を図ります。女子中学校・高等学校では、静和館AVシステムの更新を行います。 国際学院では、初等部6年生を対象に、アーモスト大学への修学旅行を初めて実施します。■学生生徒支援・施設設備整備 大学では、アジア・環太平洋地域を中心とした国際大会である「APSSA2014」の会場校として運営を行います。2校地間無料シャトルバスは、利用者の多い時間帯に増便し、女子大学の学生も乗車可能とします。施設設備面では、マルチメディアラウンジシステムのリプレイス、ラーニング・コモンズ受付管理システムの改良、PC貸出用自動ロッカーシステムの増設など、さらなる充実を図ります。 女子大学では、創立者夫妻のゆかりの地を訪ねる研修旅行について、会津若松、安中に加えて函館でも実施します。 また各高等学校において、生徒が安心して勉学に専念できる修学支援の奨学金制度を継続します。国際学院では、生徒数の増加に伴い、スクールバスを増便します。■建設事業 大学では、神学館の耐震改修や、京田辺校地において、脳科学研究科を置く複合的研究施設ならびにキリスト教主義教育を象徴する宗教教育施設を建設します。また、知真館1、2号館のトイレ改修や体育施設の夜間照明設置工事も行います。 女子大学では、今出川キャンパス整備を行うほか、京田辺校地において、看護学部開設に向け、新棟を建設します。 国際中学校・高等学校では、国際学院初等部卒業生受け入れに向け施設改修や校舎増築、女子中学校・高等学校では、新校舎建設や新生館耐震改修工事、小学校ではグラウンド改良整備工事を行います。■その他の事業 大学では、首都圏で発信する講座の実施やリブランディング事業、駅看板や新聞雑誌による情報発信など広報戦略の強化に努めます。また、新情報システム整備計画に従い、教務システム及び財務システム構築、就職システム更新を実施します。 女子大学では、大学基準協会の認証評価に係る実地調査に対応するほか、薬学教育評価機構に認証評価申請を行い、評価結果を諸活動の改善に活かします。 香里中学校・高等学校では、ホームページを全面リニューアルし、積極的な情報発信に努めます。 法人事業として、建学の精神の更なる浸透を図りつつ、新島襄海外渡航150年記念事業を実施します。2014年度の事業計画表8 2014(平成26)年度以降の収支見通し(単位:百万円)収入の部2014年度2015年度2016年度2017年度学生生徒等納付金46,98347,25047,61647,637手数料2,1662,1672,1672,167寄付金386471471471補助金5,6956,5626,6136,349資産運用収入704811840840事業収入579849850850雑収入1,0246755881,089帰属収入合計57,53758,78559,14559,403基本金組入額合計△ 6,289△ 5,979△ 4,115△ 3,230消費収入の部合計51,24852,80655,03056,173人件費30,49630,67430,48631,140教育研究経費22,76121,55021,59221,582管理経費2,8802,7302,7312,728借入金等利息14963資産処分差額703380徴収不能引当金繰入額133153153153予備費353351351351消費支出の部合計56,64455,46755,65755,957基本金取崩額002270当年度消費収支差額△ 5,396△ 2,661△ 400216

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