学校法人 同志社 事業報告書 2013
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24Doshisha Kindergarten同志社幼稚園■創立1897年■所在地〒602-0836 京都市上京区今出川通寺町西入常盤井殿町543-1TEL:075-251-4391■URLhttp://kinder.doshisha.ac.jp/DATA同志社幼稚園堂どう腰こしきみ子こ園長 幼稚園は、一貫教育の最初の入口であり、人格形成の根幹を最も大切に育てていくことが大切です。そのために、保育内容の見当、充実が重要です。毎日の園生活で主体的に意欲や関心を持って活動に取り組み、友だちと共に行動する「共汗」と共に感じる「共感」が成長を育みます。2013年度は園児に主体性と意欲、関心を持って活動することを年間目標に掲げ真の学びを追究し、教育の質を高めていきたいと思います。努力の結果が見える活動を行い、主体性や意欲を育む縦割りのチーム保育を導入 主体性や意欲、関心は、園児たちが何らかの目標を持って挑戦し、達成感を得て初めて培われていきます。 そこで2013年度は、登園時にホールに跳び箱を置き、登園してきた園児たちが自主的に練習できるようにしました。何段まで跳べるようになったか結果がわかることで、さらに意欲的に練習するようになりました。跳び箱を使わない子に跳ぶきっかけを作ろうと、後期には年長・年中組それぞれが必ず跳び箱を跳ぶ曜日を定め、それ以外の曜日は園児たちの選択に任せました。そして年度末にはたくさんの子が跳べるようになりました。 さらに後期からは縄跳びを取り入れ、運動への関心を高めるともに、友だちと共に努力することを体感しました。 一方で、縦割りのチーム保育を取り入れました。教諭が園児一人ひとりの特性を生かすために、あるいは苦手なことに挑戦させるために、「ハンドベル」「ダンス」「聖歌隊」「運動」「木工」「飾り」の6種類の活動に振り分けました。後期は園児が自分の意思で活動を選び、主体性や意欲を育みました。 年長組を対象に1年をかけて、世界に1冊しかない自分だけの絵本製作を行いました。絵本づくりを希望された保護者にも製作を体験する機会を設けました。心の根っこを育んだ病院慰問 全園児を対象にした合同礼拝では、キリスト教の精神に結びつくたとえ話や実話を園児たちに話しました。それぞれのお話の中で、人の気持ちを考えたり、共感したり、園児一人ひとりの心を動かし、“心の育ち”を積むことができました。 年に2回、年長組が行っていた病院の慰問を4回に増やしました。お元気な高齢者が利用される福祉施設をはじめ、病院、老人保健施設、ホスピスを訪ね、いろいろな方と接する中で、園児は心づもりや気づかいを身につけるとともに、心の根っこを育んでいきました。病院の慰問は、本園が心の育ちを大事にしている幼稚園であることを改めて保護者に実感していただくことにもなりました。1年間の取り組みの目的と成果を、関西幼稚園連合会の研究総会で発表したところ、他の幼稚園の先生方から反響を得ました。 未就園児教室には、“ほっこり一言”というコーナーを設けました。入園定員、入園者数、収容定員、園児数(2013年5月1日現在)入園定員入園者数収容定員在籍者数幼稚園30 36 100 96 教員数、職員数(2013年5月1日現在)教員数職員数教職員数専任教員嘱託講師教員合計専任職員有期職員職員合計総計2 7 9 0 0 0 9 同志社幼稚園2013年度の事業実績区分事業内容補足教職員採用嘱託教諭1名預かり保育等の充実に伴い増員教育・研究預かり保育の充実全園児を対象に、週3回から週4回に増加して実施未就園児教室の充実地域の未就園児を受入れて教育指導を行う未就園児教室の開催に重点的に取り組み、在園児との交流等様々な体験を通して子どもの成長を促すと共に、地域の子育てを支援(年間60回実施)技術向上の取り組み登園後、毎朝自主的に跳箱を練習し成果をあげた年中組は、ハンドベルに触れ、少しずつハーモニーを楽しみ、技術の向上に取り組んだポスター発表一年間継続してきた縦割りクラスの保育を、関西幼稚園連合会の研修総会で発表し、保護者にも報告会を開催施設設備整備事業の内容事業内容補足事業期間事業費財源園舎修繕トイレ、手洗い場等の改修2013年4月上旬525万円寄付金図書室改修図書室改修、ロールスクリーン取付及び会議用テーブル・椅子の更新2013年10月58万円寄付金音響システム更新ホールの音響システムを更新2014年2月93万円寄付金設備整備食器棚、配膳テーブルの設置2013年4月上旬101万円学生生徒等納付金、補助金、寄付金

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