学校法人 同志社 事業報告書 2012
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24Doshisha Elementary School同志社小学校自発的に考え、自ら行動できる学びの編集力を養成■創立2006年■所在地〒606-0001 京都市左京区岩倉大鷺町89-1TEL:075-706-7786■URLhttp://www.doshisha-ele.ed.jp/DATA同志社小学校奥おく野の博ひろ行ゆき校長 漢字が書けるようになる。英語で話せるようになる。歴史や地理を知る。このように学力を高めていくことはもちろん必要ですが、それ以上に大切なことは自発的に考え、学んだ内容を取捨選択し、必要なものを随時取り込んで自分のものにしていく「学びの編集力」を身につけることです。何事にも積極的にチャレンジする心や、問題解決能力を育む「道草教育」を引き続き実践し、のびやかな児童を育成します。同志社人の思いを刻む宿泊体験学習 宿泊体験学習では2012年度も、5年生は新島襄がアメリカに向けて出国した北海道・函館市に、6年生(修学旅行)は襄が学んだアーモスト大学やボストンを訪れました。5年生は函館で礼拝を行い、6年生はアーモスト大学出身の第30代大統領と襄の肖像画が正面の左右に飾られているジョンソンチャペルで礼拝の時を持ちました。こうした体験によって子どもたちは、同志社人であるという思いをしっかりと胸に刻んだようです。 5年生はこのほか、農家に宿泊して農業体験をし、6年生は新島ゆかりの地を訪ね、現地の小学生とも交流を楽しみました。1年生から4年生の宿泊体験学習も、例年通りの形で行いました。 本校の教育を特徴づけている「道草研究」や、夏休みに行っている「理科の自由研究発表会」はすっかり定着しました。実験を通じて、自分自身の思考を鍛え、「科学を楽しむ心」を養う絶好の機会となっています。大災害に備えて食糧などを備蓄 また4年生以上を対象に、音楽公演と教育活動を行う非営利団体「ヤングアメリカンズ」のワークショップを行いました。国際交流では、同志社大学の留学生が本校を訪れ、子どもたちにハロウィンやイースターについて紹介し、本校の子どもたちが七夕にまつわる話などを披露しました。こうした取り組みにより、子どもたちの「多様な文化を受け入れる心」が大きく育ってくれることを願っています。 ハード面では、東日本大震災のような大災害が発生すると、帰宅できない子どもが大勢出てくることが予測されます。そこで、食糧や毛布、救急医薬品などを備蓄し、簡易トイレを準備しました。また、子どもたちの安全を守るため13年度に、登下校安全管理システムの更新を計画しています。12年度は、その準備にあたりました。同志社小学校2012年度の事業実績区分事業内容補足教職員採用教諭(常勤講師)1名育児休業の教員に代わり、教諭(常勤講師)を1名増員教育・研究宿泊体験学習1年生:学校(1泊2日)、2年生:アクトパル宇治(1泊2日)、3年生:ハチ高原(2泊3日)、4年生:一里野高原スキー(3泊4日)、5年生:北海道(4泊5日)、6年生:修学旅行が宿泊体験学習を兼ねる修学旅行6年生: アメリカ合衆国(アーモスト、ボストン)水泳教室継志館プールを使用して開催(7月23日~26日)同志社タイム各界で活躍する同志社卒業生・在校生などを招き、本物に触れ感性を磨く体験学習を実施※2012年は、下記Young Americansを実施国際交流・国際理解教育同志社大学の留学生を招き、英語の授業を中心に児童と交流を深める活動を実施Young Americans(ワークショップ)4年生から6年生を対象に、音楽公演と教育活動を行う非営利団体(Young Americans)のMusic Outreach(ワークショップ)を実施学生生徒支援奨学事業の実施同志社小学校奨学金(給付2名)財政同志社小学校教育支援及び施設・設備整備資金募金一口20万円施設設備整備事業の内容事業内容補足事業期間事業費財源情報環境整備・維持事務用情報機器の更新・運用2012年9月~2017年8月4,040万円学生生徒等納付金、寄付金非常用食料等配備災害時用備蓄食料等の整備2012年度320万円学生生徒等納付金、寄付金はね上げ式作品乾燥棚国語科(書写)必要備品の整備2012年度30万円学生生徒等納付金、寄付金入学定員、入学者数、収容定員、児童数(2012年5月1日現在)入学定員入学者数収容定員在籍者数小学校9088540537教員数、職員数(2012年5月1日現在)教員数職員数教職員数専任教員嘱託講師教員合計専任職員有期職員職員合計総計30144521348

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