学校法人 同志社 事業報告書 2011
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18Doshisha Women's College of Liberal Arts 創立135年を迎えた同志社女子大学は良き伝統を受け継ぎ、様々な分野で積極的な取り組みを展開しました。将来構想に向けた今後5年間の方針・方策を打ち出し、リベラル・アーツを基本精神とした女子総合大学としてのさらなる発展をめざしています。キャリア教育への取り組み「DWCLA10」の制定 学生に卒業までに身に付けてもらいたい10の力「DWCLA10」が2011年度に制定されました(DWCLAは同志社女子大学の英語名称の略)。教育理念の1つであるリベラル・アーツ教育では、教養教育や専門教育に加え、どの分野の学問を専攻する場合にも、また社会のどの分野に進む場合にも必要とされる「学士としての基礎的・汎用的能力」の獲得が重視されてきています。 「DWCLA10」は、この「学士としての基礎的・汎用的能力」を具体的に表現したものです。情報や現状から課題を明らかにする「分析力」、論理的に自ら考える「思考力」など10の「力」で構成されています。 2012年度からは、すべての授業科目のシラバスに「この授業で結果として獲得することが期待される力」として、「DWCLA10」のうち3つ以上の「力」が記載されます。ただし、これらの力はそれ自体を教えられるものでも、学ぶことができるものでもありません。教養と専門性の獲得の過程で結果として身に付いていくものです。 そのため「DWCLA10」は、学生には授業に真剣に取り組むことでその獲得を促し、教える側には学生がそのような力を獲得できる授業を展開することが重要であるということを示す役割を果たしています。 この取り組みは、ディプロマポリシーとも連動しており、自立した女性を育成するという目的にかなうものです。長期的視野に立った成果が、今後期待されます。国際主義をさらに推進多くの国際交流プログラムを実施 国際感覚豊かな人材を育てるため、多くの国際交流プログラムを展開しました。「中・長期協定留学制度」では、1年間の海外留学を義務付けている学芸学部国際教養学科生の留学を含め、協定大学への留学や認定留学により2011年度に海外に派遣した学生は99名でした。 夏期・春期休暇に実施する「海外研修プログラム」には133名の学生が参加、「日本語指導実習プログラム」では44名が海外の教育機関で日本語の指導実習を行いました。 一方、英語圏への留学希望者を対象とした国内英語研修を毎年行っています。2011年度は8月に同志社びわこリトリートセンターにおいて3泊4日で実施、参加者は19名でした。TOEFL®のスコアアップをめざして、自己学習が困難なスピーキングやライティングを中心に授業が行われました。同志社女子大学将来構想に向けた方針・方策を打ち出し、女子総合大学としてさらなる発展をめざす■創立1876年■所在地〒610-0395 京都府京田辺市興戸南鉾立97-1TEL:0774-65-8411〒602-0893 京都市上京区今出川通寺町西入玄武町602-1TEL:075-251-4111■URLhttp://www.dwc.doshisha.ac.jp/DATA入学定員、入学者数、収容定員、在学生数(2011年5月1日現在)教員数、職員数(2011年5月1日現在)学部・研究科名入学定員入学者数収容定員在学生数学部学芸学部315 356 1,570 1,812 現代社会学部400 443 1,620 1,841 薬学部120 132 720 801 表象文化学部290 326 890 948 生活科学部215 251 860 1,024 合計1,340 1,508 5,660 6,426 研究科文学研究科31 17 70 37 国際社会システム研究科10 3 20 6 生活科学研究科13 9 26 21 合計54 29 116 64 総計1,394 1,537 5,776 6,490 教員数職員数教職員数専任教員嘱託講師教員合計専任職員有期職員職員合計総計1805257057365138843

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