学校法人 同志社 事業報告書 2011
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12ハイライト3保護者、受験生、卒業生への取り組み同志社フェアを函館で初開催、全国で学校説明会 同志社大学と同志社女子大学は、学園のいまを在学生の保護者や受験生、卒業生などに知っていただくため、全国規模で学校説明会を行っています。 その一環として同志社大学は2011年6月12~14日、函館市(新島襄脱国の地)で「同志社フェアin函館」を開催しました。初日の卒業生との集いでは、八田英二大学長から教育改革についての話があり、ラグビー元日本代表・大八木淳史氏の講演や、函館水産高校の生徒による寸劇「新島襄が米国に脱国する日の夜」が行われました。2日目には新島襄の足跡をたどるツアーが、3日目には「新島襄海外渡航の地碑」碑前祭が行われました。 10月から11月には、仙台・福井・東京・鹿児島・静岡・山形・広島の全国7カ所で「同志社大学キャンパスフェスタ」が開かれ、元吉本興業常務取締役の木村政雄氏やプロ野球・楽天イーグルス初代監督の田尾安志氏などOBの方の講演が行われました。 同志社女子大学でも6月から7月にかけて、浜松・横浜・高松・福岡の全国4カ所で、「同志社女子大学の集い2011」を開催。加賀裕郎女子大学長による大学近況報告、教員による講演や保護者の方を対象にした就職説明会などが行われ、どの会場も大いに盛り上がりました。ハイライト4地域社会への取り組み「同志社京田辺祭」の開催などで、地域連携を推進 2011年は、京田辺キャンパス開校25周年の記念の年でした。そこで同志社大学は11月5~6日、例年を上回る規模で「同志社京田辺祭(クローバー祭)2011」を開催しました。 「~京田辺から発信!参加型情報エンターテイメント~」をスローガンに掲げ、無料ライブや模擬店、子供向け企画など、多くの参加型イベントを開催しました。京都府主催の国民文化祭との共同企画や、今出川キャンパスで11月6日に開催した「同志社大学ホームカミングデー2011」との連携も行いました。東日本大震災の復興支援のチャリティーや募金活動も行い、集まった義援金は祭りの学生スタッフが被災地に直接届けました。 地元以外の皆様との連携を強化するため、同志社大学は東京オフィスにおいて、社会人の方々の学ぶ意欲に応えるための「同志社講座 in Tokyo」を開催しました。 同志社女子大学でも、学生が主体となって地域連携の取り組みを行っています。現代こども学科では毎年、京田辺市内の小学生100名近くを招いて、キャンパス内で交流を楽しむ『こどパ』を開催。また、情報メディア学科の授業「eコマース研究」では、学生が仮想企業を設立し、京田辺市のきらら商店街と連携して、地域の活性化につながる子供向けや学生同士が交流するイベントを開催しました。ハイライト5国際連携への取り組み「グローバル30」の着実な成果、2013年度に新たな学部 2009年度に文部科学省事業である国際化拠点整備事業(グローバル30)に採択され、国際連携推進を積極的に推し進めています。2011年夏には、2年間の事業実施結果に関する中間評価が行われ、採択13大学で唯一、S評価を受けました。目標数を大きく上回る数の留学生を受け入れたこと、英語による授業のみで学位が取得できる新設プログラムの充実や、AKPなど米国有力大学のスタディアブロードセンターとの長期にわたる交流実績などが、高く評価されました。 今後、補助事業終了時の2013年度までに留学生のさらなる受け入れ、本学学生のさらなる海外派遣を進め、最終的には2020年に留学生3,500名、派遣留学生1,055名を目標値としています。採択以降3年間の事業実施実績を基盤として、世界中から学生や研究者を受け入れ交流の場を提供すると共に、世界中に研究者や学生を派遣する「知の国際化拠点」をめざしています。 2011年度設置のグローバル・コミュニケーション学部と同様、在学中に一度は留学することを義務付ける「グローバル地域文化学部」を2013年に開設する準備も着々と進行しています。このようにグローバル30採択を契機として、教育理念である「国際主義」を実質化し、グローバル社会で活躍する良心を持った「グローバル人材」を輩出する計画は着実に進んでいます。同志社フェアin函館の会場

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