学校法人 同志社 事業報告書 2010
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20中学校・高等学校の統合が完了 2010年4月、中学校と高等学校の統合が実現し、新たなスタート地点に立ちました。統合のメリットは、豊かな人格を育む一貫教育のための理想的な環境が整ったことです。 中学校では、「教科センター方式」を開始し、すべての授業を「教科専門教室」で行っています。独自のカリキュラム展開に加え、「教科専門教室」と隣接した「メディアスペース」には、充実した教材、生徒作品などを整備し、生徒たちの学習意欲を高め、より深い学習内容の理解を目指しています。高等学校では、幅広い教養を身に付けてもらうため1年次は全科目を必修とし、2年次から選択科目を用意しています。3年次の選択科目にはディスカッション、ディベートなどの講座を設置し、生徒たちは考える力と表現力を養っています。11月20日には、卒業生や近隣の方々を招待して、「統合事業記念セレモニー」を開催しました。中学校に電子黒板を導入 国際交流プログラムでは、中学はヌエーバ・スクールとの短期留学およびホームステイを実施しています。留学生を受入れる際には全校生徒が歓迎し、各クラス・クラブで交流を深めました。高校のウエスリーカレッジとの相互交換留学は19回目を迎え、日本語特別同志社中学校・高等学校Doshisha Junior and Senior High School良心教育をもとに、他者とともに生きる「志」を育む■創立1948年■所在地〒606-8558 京都市左京区岩倉大鷺町89TEL:075-781-7121■URLhttp://www.js.doshisha.ac.jp/DATA同志社中学校・高等学校木き村むら良よし己み校長 同志社中学校の移転により、岩倉キャンパスには小学校から高等学校までの生徒約2,500名がそろい、一貫教育の新しい幕が開かれました。同志社の徽章にある3つの三角形に込められているのは、「知」「徳」「体」の調和のとれた人物を育てたいという思いです。同志社教育の原点である良心教育をもとに、生徒の自主性と多様性を尊重した教育を実践し、他者とともに生きようとする「志」を育んでいきます。教員数、職員数(2010年5月1日現在)教員数職員数教職員数専任教員嘱託講師教員合計専任職員有期職員職員合計総計8954143121628171入学定員、入学者数、収容定員、生徒数(2010年5月1日現在)入学定員入学者数収容定員在籍者数中学校288292864878高等学校3603491,1251,134合計6486411,9892,012区分事業内容補足教学組織変更・定員改正中学校・高等学校の統合「同志社中学校・高等学校」へ名称変更学則定員変更(高等学校)2010年度学則定員1,125名教職員採用専任教員3名国語科、英語科、保健体育科各1名教育・研究土曜日特別補講高校2年生対象(国語・数学・英語)、高校3年生対象(化学)短期交換留学の実施(オーストラリア)ウエスリーカレッジへ高校1年生8名派遣、9名受入れパワーアップセミナーの実施高校生対象「特別企画」(将来展望、進路開拓)研究誌発行彰栄34号(中学校)国際交流プログラムの実施ヌエーバ・スクールへ中学生5名派遣、5名受入れ入試制度推薦入試導入高校1年生(募集人員:30名)同志社小学校からの推薦入試実施約50名一般入試科目選択制導入中学校入試で4教科型に加え3教科型を実施学生生徒支援奨学事業の実施給付13名:四方秀和奨学金、特別奨学金、校友会奨学金、新島会奨学金、司鐘奨学金 貸与 5名:桑の実奨学貸付金修学支援事業の実施あんしん修学支援規程の制定、あんしん修学支援金(給付44名)財政教育充実費改定高等学校:12万2,000円→14万円、中学校:7万円→14万円に改定中学校・高等学校会計の統合中高統合事業に伴い会計統合中高統合事業募金の実施募金目標10億円、募金期間2006年4月~2011年3月その他中学校岩倉校地移転中学校岩倉校地へ2010年8月移転「統合事業記念セレモニー」開催11月20日(土)開催。記念礼拝、記念講演、キャンパス見学会へ卒業生など約580名参加同志社中学校・高等学校2010年度の事業実績施設設備整備事業の内容事業内容補足事業期間事業費財源ICT教育設備整備中学校各教室に電子黒板等のICT設備、CALL教室整備2010年7月~8月5,524万円特定支出準備金、学生生徒等納付金情報教室PC更新高等学校生徒用PC49台など、知創館情報教室(MC11)の設備更新2011年3月977万円特定支出準備金、学生生徒等納付金宿志館鐘設置宿志館に鐘設置2010年8月600万円学生生徒等納付金東グラウンド散水栓増設東グラウンド防塵対策散水栓増設2010年8月306万円学生生徒等納付金授業を新たに実施しました。高校2、3年生を対象に開講している土曜特別補講は、2年生は国語・数学・英語、3年生は化学で、発展的な学力を身に付けようとする生徒が多数参加しました。ハード面では、中学校の全教室に電子黒板を設置しました。 11年度の入試実績は、志願者が中学463名、高校279名、合格者は中学283名、高校135名でした。

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