学校法人 同志社 事業報告書 2010
19/40

学校法人 同志社 事業報告書201019事業の概要取得が可能です。連携活動積極的な社会連携を推進 同志社女子大学では、教育・研究の質の向上を図るとともに、学外との連携活動にも積極的に取り組んでいます。09年度に学術交流に関する包括協定を締結した金城学院大学とは、10年度より単位互換協定に基づく認定制度を導入しました。これにより学生相互の送出しと受入れがスタートしています。同じく09年度に学術交流協定を締結した南京都病院とは、10年度、学生による院内コンサートなどを開催しました。また、07年に学術交流に関する包括協定を締結した奈良県立医科大学とは、10年12月に「大和の医と薬の1300年」と題して、第4回シンポジウムを開催しました。平城遷都1300年祭記念として、医療や薬の歴史に焦点をあてた内容は、来場した多くの方から好評を得ました。 企業との連携も積極的に進めています。07年に連携協力に関する包括協定を締結した株式会社ANA総合研究所とは、エアライン・ホテル体験とホスピタリティスキルセミナーを10年12月と11年3月に開催しました。参加した学生たちは、ANAグループ各社の企業概要説明やホスピタリティに関する講義を受け、マナー講座などの実践を行うとともに、実際の職場見学を通して、活きた知識を身に付けました。加えて、4年目を迎えた京都ブライトンホテルとの連携プロジェクトでは、「女子力アップ!」プロジェクト2010とし、本学の学生有志12名が同ホテルと共同でオリジナル商品の開発に取り組みました。学生が日々学ぶ食に関する知識を商品開発に取り入れ、健康や美容に効果があるとされる素材を使用し、オリジナルゼリーやコンフィチュール(ジャム)を開発しています。 高等学校との教育連携も進んでおり、10年6月には、学芸学部音楽学科と大阪桐蔭高等学校Ⅲ類が教育連携協定を締結しました。入試状況、施設・設備絆を創出するキャンパス整備 11年度の一般入試志願者数(センター利用入試含む)は1万228名(前年度比6%増)で、そのほかの入試による志願者数は3,421名(前年度比4%増)でした。11年度の定員充足率は1.13倍で、学生生徒等納付金により安定した収入が見込めます。 ハード面では、10年3月に整備が完了した京田辺キャンパスの中庭の愛称が「Vinculum(ウィンクルム)の庭」に決定しました。Vinculumはラテン語で「絆」を意味します。中庭という交流の場を通じて、様々な絆を育んでいきます。また、今出川キャンパスに関しても、今後、整備に関する検討を開始する予定です。 11年度に創立135周年を迎える同志社女子大学は、5学部3研究科を擁する女子総合大学に成長しました。創立者・新島襄は、「人一人ハ大切ナリ」という言葉を残しています。今後とも教職員一同が団結し、同じ志の下、学生一人ひとりを親身にサポートするとともに、さらなる教育・研究の向上に努めてまいります。区分事業内容補足教職員採用専任教員(学芸学部1名、現代社会学部2名、薬学部1名)、任期付教員(現代社会学部1名、生活科学部1名)、特別契約教員(学芸学部4名)、特別任用教授[1号](薬学部1名)、特別任用教授[2号](学芸学部2名)、客員教授[非専任扱い](薬学部2名)、特別任用助手(薬学部2名)、専任職員4名教育・研究薬学部(6年制)カリキュラム改正選択科目の必修化を図るなど、国家試験対策を強化2010年度入学生より実施薬学部(6年制)一期生長期実務実習4年次に実施の薬学共用試験合格後、5年次に長期実務実習(病院実習11週、薬局実習11週)を実施音楽療法士資格の取得音楽学科音楽文化専攻(音楽療法コース)で、音楽療法士(補)試験受験資格と音楽療法士(1種)資格取得が可能金城学院大学との単位互換2010年度より単位互換協定に基づく認定制度を導入、学生相互の派遣、受入れを開始「質の高い大学教育推進プログラム」第3回講演会(5月19日実施)、第2回シンポジウム(10月3日実施)、フォーラム(3月6日実施)「大学教育・学生支援推進事業」(学生支援推進プログラム)大学教育改革プログラム合同フォーラムポスター展示会(1月25日出展)入試制度表象文化学部英語英文学科および日本語日本文学科第三年次編入学試験(社会人・AO社会人含む)実施学生生徒支援「大学院特別推薦学生奨学金制度」新設授業料相当額の2分の1を奨学金として給付経済的困窮学生に対する奨学金充実新入生交流会の実施新入生と在学生、卒業生、教職員との親睦を図る(4月7日開催)めぐみ寮改修経年劣化に伴う改修財政第2号基本金組入計画の変更組入期間の短縮、単年度組入予定額の増額(3億円)第3号基本金組入教育研究充実基金4,000万円学校法人同志社創立135周年記念募金事業キャンパス整備資金募金その他各種教育連携協定に基づく事業の実施奈良県立医大と第4回シンポジウム実施(12月)、ANAによるエアライン・ホテル体験とホスピタリティスキルセミナー実施(12月・3月)、金城学院大学と単位互換を実施、南京都病院とは学生による院内コンサートなどを実施教育連携協定校との各種事業展開2010年6月に学芸学部音楽学科と大阪桐蔭高校Ⅲ類が教育連携協定を締結薬学教育(6年制)第三者評価自己評価書をHP上に公開、薬学教育評価機構への提出同志社女子大学2010年度の事業実績施設設備整備事業の内容事業内容補足事業期間事業費財源京田辺キャンパス経年劣化対策事業知徳館トイレ改修、知徳館・恵愛館・新島記念講堂屋根等漏水対策、頌啓館エレベータ改修など2010年5月~10月4億7,115万円学生生徒納付金京田辺キャンパス整備事業C174薬学部演習室、C426・428教員個人研究室、恵愛館コンビニエンスストア改修など2010年4月~2011年3月3,979万円学生生徒納付金教室整備京田辺キャンパス一般教室AVシステムリプレイス2010年4月~9月4,578万円学生生徒納付金今出川キャンパス耐震対策事業頌美館・みぎわ寮の耐震補強改修2010年8月~9月2,294万円学生生徒納付金今出川キャンパス整備事業心和館ガスヒーポン更新、新心館エアコン取付工事など2010年4月~2011年3月1,245万円学生生徒納付金

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です