学校法人 同志社　事業報告書　2010

13/40

学校法人 同志社 事業報告書201013ハイライト 同志社大学および同志社女子大学では、大学の今を在学生の保護者、受験生、卒業生および一般市民の方々に広く知っていただくために、全国規模で学校説明会を実施しています。 同志社大学では、2010年10月から11月にかけて、東京、金沢、福岡、盛岡など、全国7カ所で「同志社大学キャンパスフェスタ」を開催しました。各会場では、八田学長による大学の近況報告に始まり、学生生活・就職状況の報告や入試に関する説明が行われました。また、小説家の真山仁氏(87年法学部卒業)、作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏(85年神学研究科修了)、元朝日新聞編集委員の加藤千洋氏(大学グローバル・スタディーズ研究科教授)などを招いた講演会も開かれました。さらに、海外の卒業生とのネットワーク強化のため、Alumni Party in Düsseldorfも開催しました。 同志社女子大学でも、6月から7月にかけて「同志社女子大学の集い2010」を名古屋、東京、広島、福岡の4会場で開催しました。加賀学長の大学の近況報告に続き、教員による講演や音楽学科の学生による演奏、保護者の方を対象とした就職説明会などが行われ、会は大いに盛り上がりを見せました。ハイライト4在学生の保護者、受験生、卒業生への取り組み大学キャンパスフェスタ、女子大学の集い2010を開催 2011年3月11日(金)14時46分、東北沖を震源とするマグニチュード9.0の東日本大震災が発生しました。 この未曾有の大震災に対して、同志社では、野本真也理事長を本部長とする同志社緊急対策本部を3月12日に設置。直ちに、各学校緊急対策本部に対して、「3月11日、12日に発生した大規模地震に関する緊急措置について」を通知しました。内容は、被災状況の把握、被災教職員への措置、教職員が被災者救援活動などに参加する場合の特別措置、在学生、入学予定者への措置を要請しています。 各学校でも具体的な措置を迅速に講じています。同志社大学では、在学生、卒業生、入学予定者、校友会支部、教職員の安否情報の収集、災害救助法適用地域において被災された世帯の入学手続対象者および在学生に対する入学金および授業料減免の特別措置、災害救援のための救援物資、義援金の送付などに対応しました。また、学生支援センターでは、奨学金制度の最新情報の提供やボランティア活動に対する助言、学内宿泊施設を開放する緊急措置を実施し、キャリアサポートセンターでは就職活動に関する相談を、カウンセリングセンターでは震災に伴う心のケアについての相談を受け付けています。同様の措置を同志社女子大学においても講じています。さらに、各学校独自に、学生・生徒の合宿、遠征、教職員の不急の出張の自粛、学内のライトダウンなどにも取り組んでいます。 このたびの大震災により被災された皆さまに対して、謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。【リスク管理】東日本大震災に関する緊急対策本部を設置 2011年3月12日3月11日、12日に発生した大規模地震に関する緊急措置について(通知)被災状況の確認、被災教職員への措置、教職員が被災者救援活動などに参加する場合の特別措置、在学生、入学予定者への措置に関する早急な対応を要請同志社キャンパスフェスタ in 福岡の会場風景 世界的に環境に対する意識が高まっています。同志社では、教職員と学生が環境問題をグローバルな視点で捉え、問題解決に向けて取り組んでいます。 同志社大学では2010年、ドイツ・テュービゲン大学で開催された「第3回世界学生環境サミット」に4名の学生を派遣しました。同サミットは、08年に「同志社エコプロジェクト」のメンバーが考案したもので、世界各国の学生が環境問題に関して議論します。今回のサミットには、世界25カ国から36大学、計65名の学生が集まり、各大学の環境に対する取り組みを検証し、白熱した議論を交わしました。大会の成果は「学生意見書」としてまとめられ、10月4日にドイツの環境省に提出されました。同意見書は11月にメキシコで開催された、COP16(国連気候変動枠組条約第16回締約国会議)にも提出されています。 さらに、10年度、環境省「チャレンジ25地域づくり事業」に採択(全国6カ所)されました。教育機関の事業が採択されたのは本学の事業のみで、学生が多くの時間、学修活動を行う教室棟を、太陽光発電システムなどを軸にCO2削減効果に優れた環境に改修することは、未来社会を支える学生の環境意識の向上につながると期待されます。ハイライト5環境に対する取り組み世界学生環境サミットに参加、環境省チャレンジ25に採択会場で講演する同志社大学の学生

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です