学校法人 同志社　事業報告書　2009

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38 2010年度は以下のような新規事業を実施します。■ 教学組織・定員変更等 大学では、既設のアメリカ研究科が蓄積してきた教育・研究を継承発展させ、アメリカ研究、現代アジア研究、グローバル社会研究の3つのクラスターからなる「グローバル・スタディーズ研究科」を今出川校地に開設、京田辺校地にはスポーツ健康科学部の学部教育をより高度に追求し、さらに深く広い専門的知識と理論を修得した高度専門職業人や研究者の養成を目指す「スポーツ健康科学研究科」を開設します。 中学校および高等学校は統合し、「中学校・高等学校」として、岩倉校地で一貫教育を推進します。■ 教育研究 大学では、大学教育・学生支援推進事業(大学教育推進プログラム)として「プロジェクト・リテラシーと新しい教養教育」、教育研究高度化のための支援体制整備事業として「国際的教育研究拠点形成の多面的・総合的支援体制整備」、大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラムとして「相互評価に基づく学士課程教育質保証システムの創出―国公私立4大学IRネットワーク」が09年度新たに選定されるなど、特色ある優れた取り組みとして評価を受けている様々な教育改革と、一層の教育効果向上に向けた取り組みを意欲的に展開するとともに教育環境改善を図ります。 女子大学では、学芸学部音楽文化専攻音楽療法コースで新たに「音楽療法士(1種)」の資格が取得可能になります。 中学校・高等学校では、新校舎において充実した教育に努めます。小学校では、創立者新島襄が学び同志社精神の礎を形づくったアーモスト･カレッジ(米国)への修学旅行を実施します。■ 学生生徒支援 大学では、課外団体活動拠点である京田辺別館の昇降機整備など、学生が利用する施設設備を整備し環境の改善を図ります。 また、大学教育・学生支援推進事業(学生支援推進プログラム)として、09年度新たに選定された大学の「個性を活かした障がい学生のキャリア支援と既卒者の再就職支援」、女子大学の「職業意識の育みと就職活動困難学生に対する支援システムの強化」など、高い評価を受けている様々な特色ある学生支援への取り組みを推進します。■ 建設事業 大学では、13年度の文系全学部の一貫教育体制の実現に向けた今出川校地整備事業として埋蔵文化財調査、新校舎設計、建設工事に着手します。また、今出川校地防災管理システムおよび受電設備の更新、京田辺校地多目的ホールの外壁改修、グローバル・コミュニケーション学部設置に伴う建物改修を行い、さらに、11年度の同志社国際学院開設に向けて校舎建設を進めます。 女子大学では、京田辺キャンパスで新島記念講堂および恵愛館の屋根等改修、知徳館のトイレ改修、今出川キャンパスで頌美館、みぎわ寮の耐震工事を行います。 香里中学校・高等学校では、体育館の耐震工事および新校舎の建設工事を行います。女子中学校・高等学校では、新生館の耐震工事を行います。■ その他の事業 大学では、本学の教育理念である「国際主義」の実質化を目的とした国際化拠点の構想が「国際化拠点整備事業(グローバル30)」として選定され、英語による授業等の実施体制の構築や、留学生受け入れに関する体制の整備、戦略的な国際連携を推進し、世界中から学生・研究者を受け入れ、かつ世界中に学生・研究者を派遣できる魅力ある知の国際化拠点としての整備に取り組みます。また、11年度開設に向けて「グローバル・コミュニケーション学部」および「同志社国際学院(初等部、国際部)」の設置準備を進めます。 女子大学では引き続き、他大学、高等学校、企業、地方自治体等との連携を推進し、協定先との連携事業を積極的に展開します。 創立135周年にあたって、法人および各学校において記念事業、記念行事および記念募金を実施します。2010年度の事業計画表8 2010(平成22)年度以降の収支見通し(単位:百万円)収入の部2010年度2011年度2012年度2013年度学生生徒等納付金43,38445,49545,97946,007手数料1,9872,2122,2112,211寄付金440737737737補助金5,6475,4505,4595,469資産運用収入9189981,0281,015事業収入553691691691雑収入9251,1521,014904帰属収入合計53,85456,73557,11957,034基本金組入額合計△8,116△9,292△8,140△4,756消費収入の部合計45,73847,44348,97952,278人件費28,93629,67729,21329,186教育研究経費19,91518,99819,24619,815管理経費2,3652,1932,1772,169借入金等利息41342720資産処分差額262徴収不能引当金繰入額123444444予備費335消費支出の部合計51,97750,94650,70751,234基本金取崩額当年度消費収支差額△6,239△3,503△1,7281,044

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