学校法人 同志社 事業報告書 2009
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22薬学部、医学部への進学者が増 ワイルド・ローヴァー(WR)コースが完成して2年目を迎え、2010年3月末に第2期生を送り出しました。外部受験者数、合格者数とも昨年度とほぼ同じ状況であり、薬学系への進学者だけで20名を上回る成果がありました。医学部や看護・獣医学系への進学者が増加したのが第2期目の特色です。 国公立大学と理工学部の進学に加えて、医・薬をはじめとする理系の学生を育成するために立ち上げたWRコースは、順調に初期の目的を達成しつつあります。 同時に、本校の目標は同志社大学、同志社女子大学へ、より優秀な生徒を進学させることです。そのため、WRコースの学力アップのために設置していたプロジェクトチームにリベラル・アーツ(LA)コースの担当者も加え、より緊密な連携のなかで全体としての学力アップを目指しています。リスク管理体制が有効に機能 10年度の入試実績は、中学校の志願者数が併願者を含めてLAコース287名、WRコース159名で、合格者数はLAコース169名、WRコース42名でした(高等学校の志願者、合格者はともに24名)。LAコースの定員200名のうち、40名を自己推薦枠で受け入れました。WRコースへの自己推薦入試の導入も検討しつつあるところです。 08年10月に整備した緊急連絡体制が有効に機能し始め、新型インフルエンザの発生時における各家庭への情報連絡も徹底できました。また、保健室の間仕切り工事を実施し、生徒が安心して学業に励めるようカウンセリング体制を充実させました。 安全対策の一環として各校舎の耐震検査を実施し、10年度以降、一部建て替えも視野に入れながら耐震補強工事に着手する予定です。同志社女子中学校・高等学校Doshisha Girls' Junior and Senior High School■創立1876年■所在地〒602-0893 京都市上京区今出川通寺町西入玄武町602-1TEL:075-251-4307■URLhttp://www.girls.doshisha.ac.jp/DATA同志社女子中学校・高等学校太おお田た信のぶ幸ゆき校長 2009年4月に放映されたNHKの歴史情報番組「歴史秘話ヒストリア」で、新島襄の妻八重が紹介されました。新島自身「八重はハンサムではありませんが、ハンサムな生き方をする女性です」と言っています。ハンサムな生き方とは、うるわしく、潔く生きると同時に、どんな時代にも「地の塩、世の光」となって生きるということです。自己の信念に従い、ハンサムな生き方のできる女性の育成を目指します。「ハンサム」な生き方のできる女性の育成を入学定員、入学者数、収容定員、生徒数(2009年5月1日現在)入学定員入学者数収容定員在籍者数中学校240248720744高等学校260268810803合計5005161,5301,547教員数、職員数(2009年5月1日現在)教員数職員数教職員数専任教員嘱託講師教員合計専任職員有期職員職員合計総計653510011213113同志社女子中学校・高等学校2009年度の事業実績区分事業内容補足教職員採用専任教員1名退職者補充(数学科1名)教育・研究WR(ワイルド・ローヴァー)コース高校3年生カリキュラムの実施および継続の検討WRコースの完成後、WRコースとLAコースのより緊密な連携のなかに全体としての学力アップを目指す英国語学研修インフルエンザ流行によりケンブリッジ・ベルスクールへの語学研修中止オーストラリア語学研修インフルエンザ流行によりアデレード・アネスリーカレッジへの語学研修中止米国・サンフランシスコのヌエーバ校との交流中学を対象として受け入れ(6名、8日間)、派遣(6名、9日間)入試制度中学自己推薦入試の検討2008年度から実施のLAコース自己推薦入試合格者について追跡調査を実施、今後に向けて検討学生生徒支援奨学事業の実施同志社女子中学校・高等学校奨学金(給付6名)クラブ活動費補助父母の会の協力により実施するクラブ活動への補助について、1クラブの補助金額枠の上限を拡大財政第2号基本金組入教学施設整備資金3億円施設整備事業募金同志社創立135周年記念募金(教育環境整備充実)その他黎明館改築関連工事のための設計監理契約女子部全体の長期的な展望に立って工事計画を検討施設設備整備事業の内容事業内容補足事業期間事業費財源校舎点検希望館耐震検査2009年10月200万円学生生徒等納付金黎明館改築関連工事設計監理契約2009年6月98万円学生生徒等納付金保健室整備保健室間仕切り工事2009年12月77万円学生生徒等納付金静和館整備静和館教室照明改修2009年4月231万円学生生徒等納付金

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