学校法人 同志社　事業報告書　2009

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20中高統合に向けた準備が完了 中学校と高等学校の移転統合に伴う第Ⅱ期工事が終わり、2010年3月に竣工式を執り行いました。新たに完成したのは、中学校教室棟「立志館」、北体育館「雄飛館」、自然科学棟「万象館」、創作芸術棟「想遠館」、チャペル・音楽・カフェテリア棟「宿志館」の5棟です。「立志館」「桑志館」「宿志館」という3つの「志」を核に、それを支える形で各種機能を有した管理棟「恵潤館」、メディアセンター「知創館」、「万象館」「想遠館」などが配置されています。「万象館」改修に合わせて理科の実験機器も増設しました。 また、同志社高等学校が岩倉校地に移転して60周年の節目を迎えたことから、記念誌「Re:born」を発刊しました。発展的な学力の向上を目指して 教育面では、幅広い教養を身に付けた人間の育成を目指して、1年生はすべて必修(共通履修科目)で、2、3年次に選択科目を設置しています。2、3年生を対象に開講している土曜特別補講は、2年生が国語・数学・英語、3年生は化学・物理で、発展的な学力を身に付けようとする生徒が多数参加しました。一方、オーストラリアのウェスリーカレッジとの短期交換留学は、1年生9名を派遣し、同校から同じく9名を受け入れました。また、大学進学を目前にした3年生対象の「パワーアップセミナー」は09年度も好評で、1、2年生の主体的な参加も多数ありました。京都地方裁判所での裁判傍聴、裏千家・今日庵での茶道体験、資格試験に関するセミナーや模擬試験をはじめ、産業界の第一線で活躍される方々による国際企業のブランド戦略、21世紀の医療として注目される再生医療、マーケティングの大切さなど、実践的で有意義な講演会と座談会が行われました。 10年度の入試実績は、志願者数が348名、受験者数は347名で、合格者数は233名(学内進学者286名)でした。同志社高等学校Doshisha High School一人ひとりの自主性と多様性を尊重した教育を実践■創立1948年■所在地〒606-8558 京都市左京区岩倉大鷺町89TEL:075-781-7121■URLhttp://www.js.doshisha.ac.jp/DATA同志社高等学校木き村むら良よし己み校長 「同志社」は、名前の真ん中に「志」を据えた「私(志)立」学校です。2010年度には、比叡山・北山・宝ヶ池に包まれたこの広大で自然豊かな「知的創造空間IWAKURA」に、小学校、中学校・高等学校がそろい、同志社一貫教育の一大拠点となります。これからも基礎学力を重視しつつ、生徒の自主性と多様性を尊重した教育を実践し、「豊かな人間性」「優れた学問性」「違いを認め合える共生力」を育みます。入学定員、入学者数、収容定員、生徒数(2009年5月1日現在)入学定員入学者数収容定員在籍者数高等学校3603821,1701,197教員数、職員数(2009年5月1日現在)教員数職員数教職員数専任教員嘱託講師教員合計専任職員有期職員職員合計総計5029797101796同志社高等学校2009年度の事業実績区分事業内容補足教学組織変更・定員改正学則定員変更2009年度から入学定員を360名(変更前405名)に変更教職員採用専任教員4名退職者補充(数学科1名、音楽科1名、保健体育科1名、社会科1名)教育・研究土曜日特別補講2年生対象(国語･数学･英語)、3年生対象(化学・物理)、(2限連続講座)短期交換留学の実施オーストラリア･ウェスリーカレッジへ1年生9名派遣および9名受け入れパワーアップセミナーの実施3年生対象「特別企画」(将来展望・進路開拓)学生生徒支援奨学事業の実施四方秀和奨学金(給付3名)、校友会奨学金(給付1名)、同志社高等学校学資貸与金(貸与6名)財政中高統合事業会計へ繰入6千万円を中高統合事業会計へ繰り入れ中高統合事業募金の実施募金目標10億円、募金期間2006年4月~2011年3月その他記念誌「Re:born」を発行岩倉キャンパス移転60周年記念施設設備整備事業の内容事業内容補足事業期間事業費財源中高統合事業第Ⅱ期工事中学校教室棟、北体育館、創作芸術棟、チャペル・音楽・カフェテリア棟などを建設2006年度~2010年度総事業費70億円のうち本年度事業費30億8,154万円寄付金、法人内資金体育館周辺舗装工事体育館廻りのアスファルトおよびコンクリート舗装工事2009年7月~8月578万円学生生徒等納付金桑志館生徒用机・椅子整備老朽化による取替整備 1430セット2010年3月3,733万円学生生徒等納付金理科実験機器整備分光光度計、デジタル生物顕微鏡、電子の比電荷測定器の購入2009年12月、2010年2月95万円学生生徒等納付金、国庫補助金

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