学校法人 同志社 事業報告書 2009
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16来創造型産業創出連携拠点」が、09年6月に文部科学省と経済産業省のグローバル産学官連携拠点に採択されました(詳細はp11を参照)。地域社会に開かれた大学へ多様な産官学連携活動 社会に開かれた大学として、学外との産官学連携を積極的かつ多面的に展開しています。その中核となる組織がリエゾンオフィスです。09年度は、京都(京田辺、今出川)、大阪(東大阪)、東京(田町)の4拠点を中心に、シーズ紹介、技術交流、起業支援などを実施しました。 また、産官学連携に関連するイベントとして「大学サイエンスフェスタ」などに参加しました。同フェスタは、09年10月から12月の期間で東京・国立科学博物館で開催された展示イベントで、全国から10大学が参加し、最先端の研究を分かりやすく紹介しました。同志社大学は12月11日からの10日間で、「竹は地球を救う!」「文化を科学する!?」「レスキューロボット体験」など、6つのブースを構成し、最先端の研究内容と、その成果を発表しました。 そのほか、在学生の保護者、卒業生、高校生など、幅広いステークホルダー(利害関係者)に向けた取り組みも多数行っています。その1つが「同志社キャンパス・フェスタ」です。これは、学部新設や教育改革など、大学の最新動向を認知してもらう取り組みで、09年度は、仙台、東京、名古屋、岡山、京都、熊本で開催しました。 また、旧師や旧友との再会の場として、11月8日に「ホームカミングデー」を開催しました。当日は、多くの卒業生が今出川キャンパスに集い、現役学生との触れ合いなどを通じて、母校とのきずなを深めました。安定的な大学運営を維持入試実績 入試実績は、一般選抜入試の志願者数が前年度比5.9%減の3万8,898名、センター試験利用入試の志願者数は、前年度比22%増の7,469名でした。10年度の定員充足率は1.09倍で、引き続き安定的な学生生徒等納付金収入を見込むことができます。 10年11月29日には、創立135周年を迎えますが、教育・研究の根幹が創立者新島襄の志に立脚することに変わりはありません。 新島の切望した「一国の良心とも謂うべき人物」の養成、「良心教育」に基づく「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」という3つの教育理念を改めて確認するとともに、今後もこの精神をさらに広く発展させ、教育・研究の一層の推進と向上に取り組んでいきます。同志社(法人)2009年度の事業実績区分事業内容補足財政同志社創立135周年記念募金の実施期間2010年1月~2011年3月。設置学校における施設設備整備のための募金を推進格付けの更新2009年5月、R&I(格付投資情報センター)が発行体格付けAA+(ダブル・エー・プラス)の維持を発表その他中高統合事業の推進中高統合事業委員会において事業計画を審議、策定。2010年に中学校、高等学校を統合、中学校を岩倉校地に移転同志社創立134周年記念行事若王子山頂で早天祈祷会、神学館礼拝堂で記念式典、クラーク・チャペルで記念礼拝(2009年11月29日)など同志社合同学校説明会の実施幼稚園・小学校・中学校・高等学校合同の学校説明会を開催(2009年7月26日)。大学オープンキャンパス同時開催同志社(法人)施設設備整備事業の内容事業内容補足事業期間事業費財源中高統合事業第Ⅱ期工事中学校教室棟、北体育館、創作芸術棟、チャペル・音楽・カフェテリア棟などを建設2006年度~2010年度総事業費70億円のうち本年度事業費30億8,154万円寄付金、法人内資金同志社大学2009年度の事業実績区分事業内容補足教学組織変更・定員改正「心理学部」設置入学定員:心理学科150名「心理学研究科」設置入学定員:心理学専攻 博士課程前期課程10名、博士課程後期課程4名「神学部、社会学部」の1、2年次教育を今出川校地において展開今出川校地における教学体制の構築として、2009年度から神学部、社会学部の1、2年次教育を今出川校地において展開「神学部、文学部、社会学部、法学部、経済学部、商学部、政策学部、文化情報学部」定員変更入学定員変更:( )は変更前。神学部60名(50名)、文学部670名(621名)、社会学部400名(365名)、法学部850名(805名)、経済学部850名(805名)、商学部850名(805名)、政策学部400名(375名)、文化情報学部280名(250名)「神学研究科神学専攻、社会学研究科社会福祉学専攻、総合政策科学研究科総合政策科学専攻」定員変更入学定員変更:( )は変更前。神学研究科神学専攻 博士課程前期課程20名(25名)、社会学研究科社会福祉学専攻 博士課程後期課程4名(2名)、総合政策科学研究科総合政策科学専攻 博士課程前期課程70名(80名)、同博士課程後期課程15名(25名)「工学研究科数理環境科学専攻」課程変更および定員変更修士課程を博士課程(前期課程・後期課程)へ変更。入学定員:博士課程前期課程25名、博士課程後期課程2名「総合政策科学研究科技術・革新的経営専攻」設置博士課程(5年一貫制)、入学定員:10名「留学生別科」定員変更入学定員変更:( )は変更前。130名(90名)教職員採用専任教員23名、任期付教員20名、専任職員22名教育・研究「国際化拠点整備事業(グローバル30)」英語による授業等の実施体制の構築や、留学生受け入れに関する体制の整備、戦略的な国際連携の推進など、我が国を代表する国際化拠点の形成の取り組みが採択「大学教育・学生支援推進事業(大学教育推進プログラム)」「プロジェクト・リテラシーと新しい教養教育~課題探求能力を育成するPBL教育の方法論的整備~」が採択「大学教育・学生支援推進事業(学生支援推進プログラム)」「個性を活かした障がい学生のキャリア支援と既卒者の再就職支援」が採択「教育研究高度化のための支援体制整備事業」「国際的教育研究拠点形成の多面的・総合的支援体制整備」が採択「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」「相互評価に基づく学士課程教育質保証システムの創出~国公私立4大学IRネットワーク~」が採択「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」「技術・企業・国際競争力研究センター」、「エネルギー変換研究センター」、「微粒子科学技術研究センター」が採択

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