学校法人 同志社 事業報告書 2009
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12 同志社は、2005年、京田辺市と連携協力に関する包括協定を結び、各種の取り組みを推進しています。同志社大学では、09年10月31日と11月1日に京田辺市と共催で同志社京田辺祭2009(ADAM祭)を開催しました。5年目を迎え、約2万5,000名が訪れる地域に根付いた行事となっています。また、京たなべ・同志社ヒューマンカレッジ、学生ボランティアによる学校支援事業など幅広い活動を展開しています。 一方、今出川校地で07年から開始している生涯学習型観光プログラム「楽洛キャンパス」も好評です。09年9月に3日間の夏合宿、10年3月に全55講座を10日間のスケジュールで開講し、盛況のうちに終了しました。 同志社女子大学では、近隣の高校生をはじめ世界の高校生(SEITO)が、言語表現力を磨くことを願い、短歌コンクール「SEITO 百人一首」を開催しています。8回目となった09年度は、全国から2万8,857首が集まり、うち514首は英語短歌でした。 同志社大学、同志社女子大学、同志社国際中学校・高等学校は関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)エリアにおいても同志社大学学研都市キャンパスを中心に連携事業を推進する計画です。ハイライト4地域連携同志社京田辺祭2009など、地域連携を活発化ハイライト3在学生の保護者、受験生、卒業生への取り組みキャンパスフェスタ、地区別懇親会を開催 同志社大学と同志社女子大学は、在学生の保護者、受験生、卒業生などの皆さまに同志社の今を知っていただくことを目的に、全国規模で学校説明会の場を設けています。 同志社大学は2009年10月から11月にかけて、受験生、保護者、卒業生を対象に、東京、名古屋、京都など全国6カ所で「同志社キャンパス・フェスタ」を開催しました。 会場には多数の方々が参加。学長、副学長による大学紹介と現状報告にはじまり、学生生活・就職状況の報告や入試に関する説明、卒業生の中西哲生氏(元サッカー選手、スポーツジャーナリスト)や、朝原宣治氏(北京五輪銅メダリスト)を招いてのトークセッションなどのプログラムを用意しました。 同志社女子大学は、6月から7月にかけて在学生の保護者と卒業生に参加を呼びかけ、金沢、東京、岡山で地区別懇談会を開催しました。参加者は、大学の近況や就職状況についての報告、学長や教員による講演に熱心に聞き入り、カレッジソングの斉唱や音楽学科卒業生による演奏もあり、会は盛況のうちに終了しました。 NPO法人同志社大学産官学連携支援ネットワークは、異業種交流会ビジネス・アトリエを開催しています。 ビジネス・アトリエは社会起業家やIT(情報技術)起業家と、一般参加者、学生が交流する機会を提供するイベントです。社会起業家とIT起業家のそれぞれ1名から、事業開始の経緯、事業概要、課題などを語っていただき、一般参加者も交えながら起業家の抱える課題の解決方法を模索し事業発展につなげていきます。 2009年9月に開催した第1回ビジネス・アトリエでは、ネイルサロンの運営を通して高齢者や障がいを持った方々を対象に美容講座や美容企画を行っているHappy Beauty Project代表の三田果菜氏、IT分野の学者・研究者とIT利用者との架け橋を目指すEASIZE代表取締役の今西杉広氏をお招きしました。 会場は京都市中京区冷泉町にある京町屋さいりん館。参加者は車座になって気軽に会話できる雰囲気をつくりました。異業種交流会ビジネス・アトリエは10年3月で7回の開催を数え、京都から次世代の新産業を生み出す場となりつつあります。ハイライト5産官学連携異業種交流会ビジネス・アトリエを主催

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