学校法人 同志社 事業報告書 2008
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34事業費には次の経費を含んでいます。教育研究費……消費収支計算書の教育研究経費。ただし、下記で計上する事業費および減価償却費を除く学生生徒経費……奨学費、課外活動支援費、学寮に係る経費など施設設備整備充実費……修繕料、整備費など維持運営費……通信費、光熱水費、保守料、清掃委託費、警備委託費用など一般管理費……消費収支計算書の管理経費。ただし、上記で計上する事業費、減価償却費を除く基本金……消費収支計算書の第2~4号基本金組入額財務費……借入金利息、資産処分差額、徴収不能引当金繰入額、現物寄付金、当期除却高、第2号基本金取崩額など貸借対照表事業別決算2008年度法人総合貸借対照表は表4のとおりです。図7は過去10年間の貸借対照表推移をグラフ化したものです。消費収支差額は支出超過であるため、棒グラフの基本金の先端部分に網掛けで表現しており、この部分が資金不足額となります。(1)資産の部固定資産のうち有形固定資産は、教育研究活動の拠点となる建物、構築物や機器備品の整備充実により増加してきました。03年度は大学寒梅館、04年度は女子大学憩水館、05年度は大学臨光館、小学校明心館、07年度は大学医心館、磐上館の建設、本年度の増加は大学キャンパス近隣施設取得、女子大学今出川キャンパス純正館、中学校・高等学校統合事業による高等学校新校舎(桑志館、恵潤館)竣工によるもので、建設仮勘定は建設中の中学校新校舎によるものです。その他の固定資産は、第2号基本金引当資産を本年度建設事業に充当し減額、退職給与や減価償却の引当資産を増額しました。この結果、本年度末の固定資産総額は前年度比3.4%増の1,842億9,200万円となりました。流動資産は、現金預金、未収入金などで、本年度末は前年度比8.4%減の227億5,400万円です。(2)負債・基本金・消費収支差額の部固定負債のうち長期借入金は、計画的な返済により着実に減少を続け、残高は10年前の1/6以下となりました。退職給与引当金は、期末要支給額の85%を引き当てています。流動負債は新入生学費の前受金が大部分を占めています。基本金は、第1号基本金が自己資金による固定資産の取得と借入金の返済などで前年度比4.6%増の1,726億5,000万円、第2号基本金は計画組入の一方で建設事業への充当により前年度比7.3%減の49億9,000万円、第3号基本金は前年度比0.5%増の187億8,600万円、第4号基本金は前年度比4.4%増の33億200万円となっています。消費収支差額は、帰属収入が堅調に推移している一方で、大規模な建設事業を自己資金で賄っているため消費支出超過となり、この結果翌年度に繰り越す消費支出超過額は203億3,800万円となりました。また、減価償却額累計額は596億6,600万円となっています。表32008(平成20)年度事業別決算書人件費27,59127,59147.3%事業費教育研究費8,5337,0501,48314.6%学生生徒経費1,2921,281112.2%施設設備整備充実費1,1989772212.1%維持運営費3,2203,21465.5%一般管理費1,4301,43002.4%建設事業費(建設勘定)8,1146947,42013.9%法人経費27026820.5%基本金2,4122,4124.1%財務費△8633,237△4,100△1.5%減価償却費5,2015,2018.9%合計58,39850,9437,455100.0%事業費項目法人合計内訳構成比消費支出基本金組入にかかる金額にかかる金額大学・�女子大学�1,139672013060841人当り�1,500千円�収入�支出�7012483832881632301人当り� 1,135千円�収入�支出�消費収入超過額�その他の支出�建設事業費�維持運営費�施設設備整備充実費�学生生徒経費�教育研究費�人件費�その他の収入�消費支出超過額�補助金�寄付金�手数料�学生生徒等納付金�高中小幼� (単位:千円)8329352194071174112299265322図6学生・生徒・児童・園児1人当りの収入・支出(単位:百万円)学校別明細はファクトブックに掲載しています。

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