学校法人 同志社 事業報告書 2008
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一方、大学と卒業生のつながりを強化する取り組みにも力を入れています。08年12月には卒業生や保護者を対象に大学の将来構想や現在の取り組みを紹介する「東京フォーラム~同志社の更なる発展に向けて~」を開催したほか、入試説明会を兼ねた「キャンパスフェスタin 札幌」を催しました。キャンパス再編事業とキャンパスの差異化学部新設をはじめとする大学改革および大学院改革に伴い、今出川キャンパスと京田辺キャンパスの差異化を図るため、キャンパス利用の再構築も進行しています。生命医科学部、スポーツ健康科学部、心理学部が開設される京田辺キャンパスは「身体・生命、先端技術、情報を中心とする高度な複合的研究拠点」と位置づけます。一16方で今出川キャンパスは「国際主義・リベラルアーツの総合拠点」として整備していきます。09年4月には京田辺キャンパスで学んでいた神学部、社会学部の1、2年次生が今出川キャンパスで3、4年次生とともに学ぶことになりました。2013年までには、文学部、法学部、経済学部、商学部の1・2年次の授業も今出川キャンパスに統合する予定です。さらに外国語教育などの充実を目的とする学部を2011年度と2013年度に開設する予定ですが、学生の学修校地の変更、学部開設をもって一連の学部教育の再編・統合事業は完了します。安定的な経営の継続と格付け維持入試に関しては、理工学部数理システム学科、生命医科学部、スポーツ健康科学部、心理学部で新区分教学組織変更・定員改正教職員採用教育・研究事業「生命医科学部」設置「生命医科学研究科」設置「スポーツ健康科学部」設置「工学部」再編、「理工学部」設置(学部・学科名変更、定員変更)「数理システム学科」設置「文学部、社会学部、法学部、経済学部、商学部、政策学部」定員変更専任教員48名、任期付教員14名、専任職員15名「教育支援機構」設置「免許資格課程センター」設置「環境保全・実験実習支援センター」設置早期卒業制度の導入「質の高い大学教育推進プログラム」内容補足入学定員:医工学科90名、医情報学科90名、医生命システム学科60名、計240名入学定員:生命医科学専攻 博士課程前期課程20名、博士課程後期課程2名入学定員:スポーツ健康科学科150名学部名変更:「工学部」を「理工学部」へ。学科名、入学定員変更:()は変更前。インテリジェント情報工学科80名(100名)、情報システムデザイン学科80名(100名)、電気工学科75名(105名)、電子工学科85名(110名)、機械システム工学科90名(110名)、エネルギー機械工学科70名(105名)、機能分子・生命化学科(機能分子工学科)80名(108名)、化学システム創成工学科(物質化学工学科)80名(107名)、環境システム学科50名(変更なし)。学科設置:数理システム学科、入学定員40名入学定員変更:()は変更前。文学部682名(722名)、社会学部365名(390名)、法学部805名(850名)、経済学部805名(850名)、商学部805名(850名)、政策学部375名(400名)教務部、全学共通教養教育センター、教育開発センター、免許資格課程センターで構成する教育支援機構を設置し教育支援に関する全学的な業務を統括免許資格課程、教員免許状更新講習および連合教職大学院に関する業務を全学的かつ円滑に運営全校地における安全管理と環境保全に関する活動を統括し、実験実習の技術指導および管理運用の体制を構築所定の単位を優れた成績で修得したと教授会が認めた場合、3年以上の在学により卒業できるものとする(2008年度入学生から)「相互啓発による創造的学力育成カリキュラム」(社会学部による取り組み)、「政策提案能力を養う理論と実践との交流教育」(政策学部による取り組み)、「文理融合型教育による課題解決能力の育成」(文化情報学部による取り組み)が採択区分事業内容補足財政中高統合事業募金の実施目標10億円。期間2006年4月~2011年3月。募金委員会を設置し、募金の企画および実施を推進格付けの更新2008年5月、R&I(格付投資情報センター)が発行体格付けAA+(ダブル・エー・プラス)の維持を発表その他中高統合事業の推進中高統合事業委員会において事業計画を審議、策定。2010年に中学校、高等学校を統合、中学校を岩倉校地に移転同志社創立133周年記念行事クラークチャペルで記念礼拝(2008年11月23日)、若王子山頂で早天祈祷会(2008年11月29日)など「災害ボランティアセンター」設置の協定京都市上京区との間で、今出川校地を災害時にボランティアの活動拠点とする協定を締結同志社合同学校説明会の実施幼稚園・小学校・中学校・高等学校合同の学校説明会を開催(2008年7月27日)。大学、女子大学オープンキャンパス同時開催同志社大学2008年度の事業実績同志社(法人)2008年度の事業実績事業中高統合事業内容補足第Ⅰ期工事として高等学校新校舎完成、第Ⅱ期工事として中学校新校舎等着工事業期間2006~2010年度事業費総事業費70億円のうち本年度支払額27億6,814万円財源第2号基本金、法人内資金、寄付金同志社(法人)施設設備整備事業の内容たにセンター試験利用入試を実施しました。一般選抜入試の志願者数は、前年度比6.9%減の4万1,359名、センター試験利用入試志願者数は前年度比5.6%増の6,087名でした。学生生徒等納付金では、引き続き安定的な収入を確保しています。格付けに関しては、2008年5月、R&I(格付投資情報センター)から発行体格付け「AA+(ダブル・エー・プラス)」を取得しました。同ランクは21段階ある格付けの上から2番目であり、慶応義塾、早稲田大学と並び学校法人のトップクラスです。同ランクの企業には、キヤノン、エヌ・ティ・ティ・ドコモなどの優良企業が並びます。2010年度に創立135周年を迎える本学では、今後とも教育・研究のさらなる発展と向上に取り組んでいきます。

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