学校法人 同志社 事業報告書 2008
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として、アカデミック・アドバイザー制を導入したほか、裁判員制度に対応した法廷教室の改造を行いました。同志社大学の国際主義をビジネス教育に生かす試みも進行中です。同志社ビジネススクールでは、全ての講義を英語で実施する「グローバルMBAプログラム」を09年9月に設立する予定です。京都で世界水準のビジネス教育プログラムを実施し、同志社ビジネススクール創設時に掲げた「グローバルな視点に立ちながら、地に足の着いたビジネス展開を行う創造性豊かなビジネスリーダーを輩出する」という目標の実現を目指します。2010年4月には「グローバル・スタディーズ研究科」を設置する予定です。同研究科では国際問題に通じた国内外の研究者やジャーナリストを教員に迎え、国際機関で働く人材の育成などを目指します。先端領域を追求する研究センター研究開発推進機構を設置し、同志社大学の特色ある研究活動を推進してきました。08年度は、寄付教育研究プロジェクトとして「細胞情報分子科学リサーチセンター」、「赤ちゃん学研究センター」を新たに開設しています。また、研究センターとしては「ナノサイエンス研究センター」「微粒子科学技術研究センター」「社会・芸術国際研究センター」「健康体力科学研究センター」など、7研究センターを設置しました(詳細はp11を参照)。09年3月末時点で研究センターの数は22となりました。それぞれが先端かつ独創的な研究を推進しています。さらに、特色ある先端研究を行うとともに、その成果の還元などにより大学院教育の高度化を推進するため、高等研究教育機構を設置し、現在「一神教学際研究センター」、「技術・企業・国際競争力研究センター」、「エネルギー変換研究センター」、「ライフリスク研究センター」の4つのセンターが活動をしています。社会との接点を意識した取り組み産官学連携事業近年、教育・研究活動に加え、社会貢献が大学の第3の役割といわれるようになっています。同志社大学でも同様に、地域との連携を視野に入れた各種取り組みを実施しています。08年度は、文部科学省の「産学官連携戦略展開事業(戦略展開プログラム)」に採択されています。本プログラムは大学の中長期的な産学官連携戦略について国が政策的観点から支援を実施するもので、同志社大学は支援事業のうち「知的財産活動基盤の強化」に採択されています。本学では02年度にリエゾンオフィスを設置し、学外との連携の強化を図ってきました。理工系では既に多くの実績を残していますが、人文社会科学系の産学官連携活動は十分とはいえない状況でしたので、このたびの採択を受け、人文社会科学系の産学官連携活動の基盤強化を一層推進していきます。そのほか産学連携に関しては、学内の研究シーズ発掘と起業化を支援する取り組みもスタートしています。日本ベンチャーキャピタル(株)と設立した「同志社ベンチャー1号投資事業有限責任組合」では、本学に関するベンチャー企業の育成支援を実施していきます。事業の概要学校法人同志社事業報告書200815学部・研究科名入学定員入学者数収容定員在学生数学部神学部5055200264文学部6827962,8483,400社会学部3654451,5351,843法学部8059073,3553,794経済学部8059533,3553,985商学部8058553,3553,703政策学部3753551,5751,622文化情報学部2502731,0001,091理工学部7308203,4153,930生命医科学部240246240246スポーツ健康科学部150156150156合計5,2575,86121,02824,034研究科神学研究科302665104文学研究科9158201207社会学研究科5140116113法学研究科14571305175経済学研究科551011535商学研究科702314588文化情報学研究科1743413工学研究科291376543756生命医科学研究科22452252アメリカ研究科25196056総合政策科学研究科10575215216司法研究科150151450355ビジネス研究科7046140114合計1,1229442,4112,284総計6,3796,80523,43926,318入学定員、入学者数、収容定員、在学生数(2008年5月1日現在)教員数、職員数(2008年5月1日現在)教員数職員数教職員数専任教員嘱託講師教員合計専任職員有期職員職員合計総計6851,1291,8143181394572,271

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